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新住協さんのお手伝いをしてきました

今日は事務所スタッフで新住協さんのお手伝いをしてきました。
(新住協とは?:クームも加盟している、断熱をはじめ住宅建築にまつわる技術を開発・研究する団体です)


日本中から加盟している工務店さんや協賛メーカーさんが集まって、総会と研修会をしたんですよー。
一昔前は東北以北の断熱性能にこだわる工務店さんが多い印象でしたが、四国や九州にも加盟されてる方々が増えてましたね!
しっかりとした断熱は、冬の寒さだけでなく、夏のエアコンの効きにも影響してきます。
日本全体で家造りに携わる人たちの意識が高くなってる!と安心したのでした(*'ω'*)


意識が高いついでに、皆さんは家の断熱性能を表すラベルが改定されたことを知っていますか?
2022年の10月に、断熱等性能等級(長いので断熱等級って言われてます)の最高評価が4→7まで上限解放されたんです。
今まで高性能な家もそこそこの家も、断熱等級4を名乗っていたんですが…、やっと高性能な家を簡単に区別できるようになったんです。(等級4の基準は、今の時代クリアして当たり前だと思ってください)

※ここで気をつけてほしいのは、同じ等級でも暖かい地域・寒い地域でクリアすべき基準そのものが異なること。もちろん、かかるコストも違います。
仮に大手ハウスメーカーが等級7達成率90%とうたっていても、暖かい地域でクリアした結果で、青森県だと全然違うよ~なんてことがあり得ます。


今日は新住協で広めてきたQ1.0住宅(キューワンじゅうたく)と、この断熱等級6・7の話がありました。
家の性能って、断熱だけで見ていいの?
本当に大事なのは、光熱費・初期コストがトータルで低く抑えられる家じゃない?
簡単に言えばこんな感じです。

前提条件が色々ありますが、断熱等級7はオーバースペック過ぎてコスパが悪い…という結果がでることも。
悲しいことに、断熱材を増やせば増やした分だけ、そのまま性能が良くなるか?というと、違うんですね。
断熱材を分厚くして光熱費を下げても、それ以上に建築コストがかかってしまってはお財布には厳しいわけで…。
(とことん性能を突き詰めたい!という方ももちろんいらっしゃいますよ。究極のワンオフでカッコイイ…!)
研修会では、光熱費・建築コストのトータルが一番抑えられる、Q1.0住宅のレベルを目指そう!という話で、いろんな断熱材や設備の組み合わせを学んできましたよ(*'ω'*)

皆さんが建てたいと思った家が、好みや希望を叶えるだけでなく、経済的な面からも住む人を支えてくれる。
そんな家がこれから増えていくんだろうな!と思える、とてもよい機会になりました!

断熱マイスター認定試験をうけました

うちの社員大工さんは断熱材施工がていねいなんだよ~、と度々宣伝しているクームですが、先日それを証明する試験を受けてきましたよ(*'ω'*)

グラスウールという断熱材を正しく施工できる人を育てること、そしてお施主様が安心して施工を任せられること、設計上の高性能を施工で実現した高品質な省エネ住宅が普及すること。
これを目指して作られたのが、断熱マイスター認定制度です。
(詳しくは、硝子繊維協会さんのページを見てみてください!)

この日は講習と筆記テスト、実技のテスト(!)も受けました。
認定指導員さんが直接現場に来て、その場で施工の仕方や仕上がりのチェックをしてくれるんです。
“自称”ではない、第三者のお墨付きです👍


せっかくなので実技テストの様子をご紹介します↓

断熱材はキレイにカットする所から始まります。

断熱材のカット
枠にぴったり収まるように。押し込みすぎても、隙間が空いてもいけません。

断熱材入れ
気密シート貼りも超重要! 今回はテストのために、1区画で区切って施工しました。

気密シート貼り
コンセントの周りなど、断熱材や気密シートを加工する所がちゃんと施工できているか?
認定指導員さんに見てもらいます。

コンセントの周りも

ちなみに、結果はみんな合格!
(認定証ができるのは先なので、今回受けた方たちはまだ名前が載ってないのです)

テストの他にも、寒冷地と温暖地では色々と基準が違うこと(温暖化で将来的に青森県も基準が変わる可能性も…!?)、断熱施工に力を入れているハウスメーカーさんの方法の紹介などもあり、勉強になった&良い刺激を受けられました。
そして、クームの社員大工さんも全然負けてないな!と自信もついたのでした(*^▽^*)

でも願わくば、この正しい施工が全国に行き届いて、“みんなの普通の施工”になってほしいです。
家づくりをお願いする人も、実際に作る人も。
誰もが家に安心と自信を持てる世の中になったら幸せだな、と一作り手として思うのでした。

パッシブ換気にまつわる合同研修会がありました

先日、北海道のパッシブシステム研究会さんと、本州(主に関東以南)のパッシブ技術研究会とで青森合同研修会がされました。
青森県は地理的・交通の便的にも合同開催にはちょうどいい場所ですし、クームも両研究会の皆様にお世話になっておりましたので、とてもいい機会に恵まれました!

研修会の内容は、クームで建てたお施主様のおうちや建築中の現場の視察、パッシブ換気の第一人者の先生方の講演、工務店の取り組み紹介・研究発表、そして意見交換です。


現場視察の際、お施主様には快くご案内していただきました。本当にありがとうございます!
視察された皆さんも大いに刺激を受けたとのこと。(お褒めの言葉も頂戴しました(*'ω'*))
なによりお施主様が、パッシブ換気によりいっそうの信頼と安心感を持っていただけたことに、嬉しい思いでいっぱいでした。

講演では、日本だけでなく世界に目を向けた換気の在り方と流れ、実はこうやって決まっていた換気にまつわる基準・規制の実態、などなど。
一工務店では絶対に知れなかった情報まで聞くことができました。

↑工務店の取り組み紹介の様子

また、様々な技術や性能が年々よくなる過渡期の今、これまでのセオリーをアップデートする必要性も認識させられました。
日々研究と検証。大変なことではありますが、私たちはいつか教科書に載るようなことに挑戦しているかもしれない…!そう思うとワクワクもしています(*^▽^*)


改めて、貴重な機会を設けてくださった両研究会の皆様、快くご自宅をご案内くださったお施主様、会場をご提供いただきました平野商事様に、深くお礼申し上げます。

私たちクームが学ぶだけでなく、今回伝える立場になれたことで、恩返しできた気分です(*^▽^*)
来年以降は、私たちも再び学ぶ側として、皆さんとお会いできるのを楽しみにしております!

小学校のみんなからのお手紙

先日、七戸町の天間林小学校で行った講演・ファブリックパネルづくり。
ブログでの記事はこちらから
新聞にも掲載されていたのですが、見た方はいらっしゃるでしょうか(*‘∀‘)?

そこには子供たちのインタビューも載っていて、大工さんってかっこいい!とのコメントがありました。
そして新聞の記事を見ては、嬉しくて顔をニマニマさせていたのですが…。


なんと! 小学校のみんなから体験した感想をもらったのです(*‘ω‘ *)

ファブリックパネルづくりが面白かった!とか、また作ってみたいとか、家に持ち帰って家族から上手にできてるねと言われて嬉しかった、などなど。
大工さんの仕事に興味のなかった子でも、楽しんでもらえたみたいでよかったー!

あと、家が建つまでと、家づくりに関わる職人さんの紹介についても、勉強になったとたくさんの感想をもらいました。

家は生活の基盤になる大切な場所です。
「家づくり」を考えたことがなくて、「あるのが普通」の子供たちにとって、身近にある驚きと社会・生活を作る人たちへの関心を与えられたことに、この講演をやってよかった!と心から思いました。


写真を頂戴したので、ちょっとだけご紹介させていただきますね~。






クームの袋に入れて作品を持ち帰ってもらう所まで…! 感激です(;∀;)

他にも先生方より、とても丁寧なお礼をいただきました。
けれど、私たちクームこそ、貴重な体験をさせていただいたお礼を言わないといけませんね。
楽しい時間を過ごさせていただき、本当にありがとうございました!

小学校で講演をしました

今日は大工さんと一緒に七戸町の天間林小学校に行ってきました!
(もちろんコロナ対策でマスク・アルコール消毒してますよ~)

なんで小学校…?と思うかもしれませんが、5・6年生の生徒さんはいろんなお仕事について授業で習っているそうなんです。
そこで今回、生徒さんたちのなりたい職業で一番多かった「大工さん」について、クームが講演してみないかとお声がけいただいたのです!

初めての経験だったので、社内でも色々話し合いました。
大工さんの仕事の紹介はもちろんとして、子供たちにはものづくりの楽しさを知ってほしいし、やっぱり何か作ってほしい…。せっかくだから材料も良い物を使ってほしいよね…。
そして検討の末決まったのが、屋久島地杉の額縁がついたファブリックパネルでした。


***更に続きは↓へ!***
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新住協の東北地区大会に参加してきました

火曜・水曜と新住協の東北地区大会に参加してきました!
クームも加盟・Q1.0住宅マスター会員で登録している新住協さんですが、建材メーカーさんや各県などと協力して、全国規模で色々な活動をしているとても大きな技術団体です。
今回の大会では東北各県から約160名以上の方が集まったそうですよ!

1日目は県南の工務店さんの完成物件の見学、窓工場(十和田市にできたんです!)の見学、交流会。
2日目は青森支部の会員さんの研究発表と、新住協で今年度更に検証していく暖房・建物方式、コスパに優れた工法の提案・進捗状況の発表がありました。



これはイイ(・∀・)!という建材や、より効率を良くするための施工ポイントを学べましたよ♪
良いものを見つけたら、どんどんお家づくりに反映させていきたいと思います!

パッシブ技術研究会ご一同様、ご案内~!

前のブログでちょっとだけ予告した、パッシブ技術研究会の方々がクームのお家を見にいらっしゃいました。建材屋さんも交えて、なんと15名もです!
著名な先生もいらっしゃるので緊張しながら、新幹線で七戸十和田駅に到着した皆様を、クームのお家へお連れします。


初日の1件目は、この前内覧会をした六ヶ所の「ダイニングから始まる家」。

弊社社長や参加者の皆さんが手にしているのは、光熱費のシミュレーションや設計ポイントなどが書かれた冊子です。皆さん、じっくり読んでます!
パッシブ換気に関することから、この建材何て言うの!?(・∀・)と色々質問があったそうですよ。


次は野辺地の「空に臨む家」へ。

作り手側だけでなく、実際に住んでいるお施主様からのお話も聞きます。
パッシブ技術研究会は、北海道発祥のパッシブ換気を暖かい地方でも広めよう!という団体さんで、関東より南の会員さんが多いのですが、寒い雪国のお家・その暮らしはどう映ったでしょうか…?


初日最後は、クームの事務所でプチセミナー。

クームの広報から工法まで、いろんな取り組みについて駆け足ではありますがご紹介。
30分ほどだったので広く浅くなりましたが、その後の懇親会では深~い話があったのではないでしょうか!


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2月はいろんな所に行ってきました

皆様こんにちは!

2月はセミナーや商品説明会にいろいろ行きましたよ~。
ダイジェストですがご紹介します(*・∀・)ノ


2月のはじめの頃には、北海道研修でとてもお世話になった、山本亜耕先生の講演を聞きに八戸高専に行きました。


生徒さんにまじって、とても分かりやすく面白いお話を聞かせてもらいました。
「これからの社会に必要な建築」と題した内容で、地域になじむ・あるべき建物の形からパッシブ換気の話まで、皆さん興味深々に聞いていました。
そういえばスライドの最後に、ウチの社長が紹介されてましたよ(・∀・)v

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その次はアスパムで新住協のセミナーに参加しました。


燃費計算ソフトがバージョンアップしたから、マスター会員はみんな来てね!ということで、猛吹雪の中青森市まで行ってきましたよ(笑)
新住協には全国でいろんな会員さんが所属していますが、その中にマスター会員という区分があります。
このマスター会員になれるのは、Q1.0住宅(キューワン住宅)という、性能が高く燃費を半分にできる家を実際に建てて認定された工務店さんだけなんですよ。(青森県でも数社しかいません!)
クームはQ1.0住宅という名前ではあまり宣伝はしていないのですが、これまでいっぱい建ててますので、技術力は自信があります(` ・ω・´ )9

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昨日はリクシルの商品説明会にも行きましたよ!


いろんな新しい建材が所狭しと並んでいて、見てるだけで楽しい!
最近全国でもじわじわ人気が出ているセラミックトップのキッチンや、調湿・消臭で有名なエコカラットの新しい種類も展示されてましたよ。
こういう説明会とか展示会に行くと、コレイイ!というアイデアがぽんっと出てきて、本当にワクワクします!

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2月はプチ出張が多かったのですが、来月はなんと、全国のパッシブ技術研究会の方々がクームのお家を見に来るそうです!
青森県に住む皆さんのお家をもっともっと良くしていくために、全国の皆さんからどんどん学んでこようと思います(≧▽≦)

セミナーに行ってきました2

先月に引き続き、平野商事さん主催のセミナーに行ってきました!

クームも加盟している新住協でお馴染みの鎌田先生と、「片づけの解剖図鑑」の著者でもある鈴木先生のお二人の講演を聞くことができました。
特に後者の先生のお話は、一年前に購入してコレはイイ(・∀・)!とふせんまみれにしていた「片づけの解剖図鑑」を書いた方だと知ったのもあって、今回の講演はとても楽しみにしていました!

コンパクト・高性能・省エネがキーワードの今回、二人の先生の対談もなかなかに盛り上がり(?) 聞いている方としても興味深かったです。

↑ある住宅について語り合う両先生

今日一番の収穫は、なんだかしっくり来ない・もっと良くできたら…(>_<)というもどしかさの一部が、合理化・固定化されたルールから来ていて、その前提自体を変えてみても大丈夫なんだよ、と教えてもらったことです。

もっとお家は自由にできる!と視野が広がると共に、これからはより想像力豊かであること、それを表現するプレゼン力を身につけることが重要だと感じました。
これをきっかけに、もっとクームのお家を良くしていきたいと思います!

セミナーに行ってきました

今日は午後から、西方設計の西方里見先生と、首都大学東京の星旦二先生のセミナーを聴きに行ってきました。

西方先生は住宅業界ではとっても有名な先生です。
パッシブ換気を採用した自邸を建てられ、色んな賞を取っていらっしゃるので、建てるなら高性能な住宅が良い!という方はお名前は聞いたことがあるかも?

セミナーの内容は、基礎の秘密や見た目と性能を両立させる納め方など色々ありましたが、個人的には外付けブラインドの使い方でナルホド(・∀・)!と思う所がありました!


後半は星先生です。家と健康の関係を長年研究されていて、論文を多数発表している他、なんと教科書にも寄稿しているとか…!
最近の教科書には、暖かいお家が健康に繋がると書いてあるんですね…。自分が高校の時そんなの無かったな…とジェネレーションギャップを感じていたのでした(;^ω^)


このセミナーではデータの収集や分析など、お家を作るだけでなく、その後の住まう人に対しての研究することの大切さ・心構えも学べた気がします。

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次は12月のセミナーにも参加する予定なので、また勉強してこようと思います!