ブログBLOG

CATEGORY

職業能力開発校の修了式

七戸職業能力開発校にて、修了式がありました。
今年の修了生は1名。同じ七戸町の工務店の新人大工さんです。
3年間お疲れさまでした!


人手不足が叫ばれる昨今、大工さんも同様に足りない状況になりつつあります。

そんな中で、木造建築の「正しい知識」や大工としての「正しい技術」を身に着けられたことは、一生の財産になるはず。
なんでも動画で学べる時代ではありますが、その情報が受け継がれてきた知見に基づくか、新しく発見されたことで改定されているか?というのは、それこそ初学者には判断できないことです。
論理を知り基礎をしっかりと身に着けることは、本人の助けになるのはもちろん、仕事を通して・あるいはその知識をもって助言をすることで、周りの人を助けることにもつながります。

開発校の修了は新人卒業の証であるとともに、正しく基本をマスターした証です。
これから自信をもって、頼れる大工へ育ってくださいね!


……さて! クームには来年から2年になる新人大工さんがまだいるわけですが。
クームの現場で働きつつ、週一でみっちり勉強することにもすっかり慣れたことでしょう。
クーム以外の現場にも応援で駆け付けて、まったく知らない人たちとお仕事したことも大きな経験になったはず。

今一度、大工さんは家という価値をつくり上げる最前線で活躍できるカッコイイ職であるということ。
そして関わる人の財産と暮らしをつくり上げる社会的な責任がある、ということにも目を向けられるようになったら嬉しいな、と思うのでした(*'ω'*)

***

クームでは大工さんになってみたい!という方を応援しています。
将来の住まいを作り、暮らしを守り・維持する大事な職人さんを育てていく。
これは私たちが安心して暮らしていくための、社会インフラへの投資とも言えるのではないでしょうか?
今後とも地域全体で取り組んでいけたらと思います。

今年のCMは靴屋さんで

毎年恒例CM撮影のお話!

今年のCMはオーダーメイドの靴づくりをされている、素敵な靴工房さんが舞台です。
(仙台の注文靴屋カルツさん、菅沼靴工房さんでの撮影です!)


一人ひとりちがう足と、それを写し取る木型づくりに仮の靴の試着、そして本番の靴づくり。
これをクームに置き換えてみると、ヒアリング→3Dのプラン作成→VR上で確認→本設計と現実の家づくり、となるわけですが家づくりとそっくり!

撮影させていただいた工房には、靴づくりのためのたくさんの道具たちが並んでいて、そんな所も大工さんの家づくりの道具にも似ているなと感じたのでした(*'ω'*)
CMには数秒しか出せなかったのですが、手際よく革を扱い理想の形を作りあげる「職人」の姿は本当にかっこいい…!
「職人」の仕事に支えられているクームとしては、どんな分野でも誇りをもってお仕事されている職人さんには尊敬の念を抱いています。

お正月に皆さんにお披露目できるのが楽しみです。
「クーム」というナレーションが聞こえたらすぐTVをチェックですよ!

大工さん入校式

今日は新人大工さんの職業能力開発校入校式がありました。
今年はクームに入ってくれた、ピカピカの新人さん二人の入校です!


建設・建築業界では、日本全国どの職種も人手不足でやりくりが大変になっています。
大工さんを志してくれる若い子がいることは、クームや建築業界のみに限らず、地域全体で歓迎すべきことだと考えています。

衣食住と言われるように、住である家は私たちの生活に欠かせません。
もし長持ちする高性能の家を作ったとしても、それは何もしなくても永遠に使い続けられるわけではありません。
いつかはメンテナンスが必要ですし、他にも災害などが起きるかもしれません。
家族の環境が変われば、それに合わせてリフォーム・リノベも必要とされますよね。

大工さんは、そんな家にまつわる要望や困りごとで、一番に頼られる存在です。
彼らが将来、地域に住むみんなの頼れるヒーローになれるように、クームもバックアップしていきます!

彩り鮮やかな職人技

今日は2023年版のTVCM用の撮影に行ってきました。

お正月にクームの新作TVCMが流れているのですが、皆さんは見たことあるでしょうか?
毎年住宅業界以外の方たちと、コラボのような形で題材を決めています。

そして今回の現場は、あの津軽びいどろで知られる北洋硝子さん!
伝統工芸品である鮮やかなガラス細工が作られる過程を、プロのカメラマンさんたちにバッチリ撮影してもらいましたよ(*'ω'*)

その様子をちょっとだけご紹介しますね。


↑とっても重くてまだ固まっていないガラスを、まるで飴細工のように整形するスゴ技!

写真の白~オレンジ色の丸い所は炉(ろ)と言います。
1500度に熱せられたそこで、ガラスを熱す→成形しながら冷やす→また熱する、を繰り返しながら形を作っていきます。
時にはガラスの中に息を吹き込み(ガラスに刺さっている棒はストローのように穴が開いています)、時には工具で形を細やかに調整しながら。
これぞまさに、職人さんたちの手仕事…!ただただ脱帽でした。

↓特別にうちの社長もコップづくりにチャレンジさせてもらいました。これがとっても難しい!!!


どの業界でもそうなのですが、ベテラン職人さんは難しい作業をどうってことないようにスイスイこなします。
速さと繊細さと、何より経験によって状態を見極める目が養われたからこそなんですね。


他にもこれまでに作ってきた作品や、自社で作り出す鮮やかな色ガラスの「もと」、炉の本体なども見せていただきました。
お話もいっぱい聞かせていただいて、中でも印象的だったのが、昭和20年代につくられた「浮玉」(昔漁師さんが網を浮かせるのに使っていたそうです)が今も残っていること!
そして、もともと一升瓶をリサイクルしてできた浮玉が、もう一度リサイクルされて新たな作品になっていることでした。


丈夫だからずっと残る・ずっと使える、新たに形を変えて使える。
よい素材をどう活かすべきか、これからの時代に即したモノづくりの在り方でもあるし、では家の作り手はどんなことができるのか? そう考えさせられるお話でした。

***

CMの編集や確認作業はこれから。
まずはCMオファーを受けてくださった北洋硝子の皆様、撮影にご協力くださった皆様に御礼申し上げます。
カッコよく仕上がったCMをお見せできるのを楽しみにしております!

津軽びいどろが気になった皆様は、こちらから 北洋硝子 さんのページにも訪れてみてくださいね(*^▽^*)

今年のCM!

皆様こんにちは!
本日はクームのCM撮影がありましたよ~。

毎年クームのCMは、違う業界のその道のプロフェッショナルさんと、コラボのような形をとっています。
どんなお仕事でも、プロには技があり、いいものを作りたいという心があり、それが人を感動させる。
クームの家づくりも、そんなふうにを感動してもらえるものを目指しているよ!という想いを込めたシリーズになっているんですね(*'ω'*)

そして、今回の撮影現場は七戸町の盛田庄兵衛さん。
日本酒の「駒泉」や「作田」で有名な蔵元です(盛田庄兵衛さんの公式サイトはこちら✨)。
つまり今回の主役は、お酒造り&お酒づくりに関わる人!

そんなCMは毎年プロの撮影会社さんに撮影や編集をお願いしているのですが、今日はその様子をみっちり見学させていただきました。
物珍しさに皆さんの背後をうろちょろしていたのですが、その時の様子をちょっとだけご紹介しますね。


↑運び込まれたたくさんの機材。照明やふわふわのファーがついたマイクも。

↓まずはCMの舞台がわかるように、盛田庄兵衛さんの名前がわかるのれんと杉玉を撮影します。


↓歴史を感じさせる、神棚をまつる一室。
クームは住宅会社なのでこの光景を見て、年季の入った経年美の古材だ! 梁の存在感がすごい! 光井戸かっこいい! と内心ハイテンションになっていました。


ここのショットはとってもカッコよくなる予感✨

この後はお酒のタンクがある場所で、撮影を続けていきました。
ここから先は蔵元の企業秘密が隠れているだろう場所なので秘密ですが、撮影スタッフさんのセッティングによって、しずくの音が響く、光の陰影と豊かな香りに包まれるような映像が撮れましたよ(*'ω'*)

編集や確認作業はこれからとなりますが、撮影にご協力くださった皆様、CMオファーを受けてくださった盛田庄兵衛様にお礼申し上げます!

***

CMは15秒間。
短い時間ではありますが「いいものを作りたい」という、クームと盛田庄兵衛さんの共通した想いが表れたCMになることと思います。

お披露目は年末年始のTVCMで!
「クーム」と聞こえたらすぐ振り返ってみてください(*^▽^*)

今年の入校式!

4月の末でしたが、七戸町にある職業能力開発校の入校式がありました!



今年の新入生は二人、うち一人はクームの大工さんです。
これから3年かけて、木造建築・大工さんの技術について学んでいきます。

実際の仕事の中でも学んでいくことはできますが、どんな技術でも基礎知識は大切です。
基本をしっかりとものにするために、週一で一日勉強・実習をするんですよ(`・ω・´)9

先生方、これからよろしくお願いします!

***

青森県にはいくつもの職業能力開発校がありますが、それぞれいろんなコースがあります。
七戸町のように木造建築科もあれば、左官や板金、塗装。調理や美容・プログラムなども!

働きながら知識や技能を身につけられる学びの場は、巡り巡って私たちの生活を助けてくれる技術のスペシャリストを育成する場です。
頑張るみんなにエールを送りたいですね(*^▽^*)!

今年のCM撮影~

皆様こんにちは!

毎年恒例、クームのお正月CMの準備が進んでいます。
今年は「和菓子」とコラボです!

↓花びらを模した練り切り~🌸

キーワードは「つくりのいい」と「職人さん・プロフェッショナル」。
美しく完成された世界をお皿の上に表現する和菓子職人のように、クームの設計士も大工もそんな家をつくりたい。という想いを込めています(*'ω'*)

CMは15秒で、「クーム」とナレーションが入るのは最初と最後です。
聞こえたらすぐ振り返っていただければ大丈夫!(*'▽')b

今はテレビ局に送るデータを作っているみたいですよ~。
CM撮影に協力していただいたスタッフさんにも、皆様にも、テレビでお披露目するのが楽しみです!

3年目の定期点検&インタビュー

しばらく前ですが、お引き渡し後3年目のお家に定期点検に行ってきました!
今回も床下に潜ってきましたよ(・∀・)b

せっかく点検に同行したので、ちょっとだけお施主様にインタビューさせていただきましたよ~!
(以前組新聞でも取材させていただきましたが、3年目ということで、パッシブ換気・暖房の住まい方のコツを掴んでいるはず!と突撃取材させていただきました)


■暮らし方のコツはありますか?
→春と秋の日差しが強い日は、外付けブラインドがいい!重宝しています、とのこと。

 以前他のお家の方にインタビューしたときは、夏に朝早くブラインドを閉めれば、エアコンもほとんどいらない。とのことでしたが、春と秋も活躍しているようですね。
 庇(ひさし)や窓の大きさ・向き、周囲のお家の状況にも左右されますが、家の中に入る前に日差しを遮るのは涼しく暮らすために一番大事なポイントです。外付けブラインドはピッタリなんですね。


■逆に困っていること、こうすれば良かったことは?
→子供たちは基本年中、半そで・裸足で走り回っている。外との温度差があるのに気づかないで出かけようとしてしまうそうです。だから温度計で外の気温を確認しているのだとか!

 …快適すぎて、外との温度差にびっくりしてしまう。「断熱性能のいい家あるある」ですね(^ω^;)
 でも、温度差のない過ごしやすい家は健康寿命を伸ばすとのデータもありますし、ね!
 これからお家を立てられる皆さま、ぜひ新居には室外温度計のご用意をっ。
 (クームでは一組の室内・室外温度計をお引き渡し時にプレゼントしておりますよ~)


■これから家づくりを始める方へアドバイス
→見学会は一年を通して見に行くこと。夏・冬で実際に体感してみる。建築現場にも連れて行ってもらい、説明をしてもらうこと(つくりのていねいさや素材の雰囲気の確認のため)。
要望はすべて伝えること(すべてが通るわけではないけど、相談すると解決・問題整理できることも多い!)。

 要望に関しては、プランする側にとっても最初からぜーんぶやりたいことを言ってもらえると助かります。
 工事途中でやっぱりこうしたい…と言われても、戻れないこともありますし、動線や広さに無理が生じることがあります。
 例えば食洗機。ビルトインじゃなく後付けでいいや~と思っていても、あらかじめそれを伝えてもらえれば、食洗機をリビング側から隠せるようにキッチンをレイアウトするとか、蛇口に後から手を付けることなく給水・排水管をすっきり配管するとかできるんですよ~。


***

■インタビュー後記

 お庭の芝がきれいなことに、丁寧に暮らしていらっしゃるのだなぁと感嘆いたしました。
 パーゴラを自作(!)されたそうで、今度はスラックラインも作ってみたいとのこと!
 造作の棚やテーブルも、ご家族の写真や趣味の物、掲示物があって、この家が住まう方の居心地のいい場所になっているんだなぁと作り手として嬉しくなりました(*^▽^*)



 最後に。お施主様、この度はインタビューにご協力いただきありがとうございました。
 また次の定期点検の機会にも色々とお聞かせくださいね!

出張コーナー:組新聞わくわくスポット

今日は組新聞の配布&補充をしてきました!

※組新聞とは:クームで制作しているフリーペーパーです。ホームグラウンドである県南のお店や、食材を使ったレシピ、知っているとためになる情報、などなど色々載ったリーフレットです(・∀・)b
最新号は少し後に掲載されますが、バックナンバーはこちらでも見れますよ。


今回から新たに組新聞を置かせてもらえることになった、Unbreakable(アンブレイカブル)さんに行ってきました!
2019年の11月にオープンしたおしゃれなコーヒースタンド♪ コーヒーがおいしいのはもちろんですが、なんとパンもご飯もお弁当もあります! そして夜はお酒とディナーメニューも…! メニューも随時パワーアップしている今十和田でとっても熱い店です(*‘ω‘ *)
クームのスタッフももう何回も立ち寄らせてもらってます。

組新聞にはUnbreakable(アンブレイカブル)さんのお店情報と紹介記事も載っています。
県南の書店やいろいろなお店にも配布しているので、見かけたら是非手に取ってみてくださいね。

***

↓本日の戦利品(*^▽^*)

定期点検に行ってきました

皆様こんにちは!
今日は事務所を飛び出して、定期点検に同行させてもらいました(*・ω・*)

クームではお引き渡しから、3カ月、6カ月、1年、2年~と定期点検を行っています。
点検箇所は季節や何回目の点検かによっても変わりますが、今日は外回りをぐるーっと確認して、床下とパッシブ換気を重点的にチェックしてきました。


↓床下に潜るスタッフ。
ライトと赤外線で表面温度を測る温度計も持ってます。



床下では、土台や基礎の角になっている所が結露してないかを見て回ります。
暖房用のパイピングがお家の輪郭をなぞるように外側に配置されていますが、角の部分は二方向から冷やされるので、冷たくなりやすいんです。
チェックの結果は大丈夫、問題なしでした(*^▽^*)

クームのお家はほとんどが全館暖房を採用していて、部屋間の温度差があまりありません。
寒い部屋や押入れが結露することもないのですが、冬は乾燥しがち……。(最近の暖かいお家はほとんどがそうなっています)
また、床下からの暖かい空気で部屋を暖めるパッシブ換気・暖房は、タオルなどを干して置けるパネルヒーターがありません。(その代わり、インテリア的にはお部屋がスッキリします)
乾燥が気になる(>_<)という場合、加湿器をつけたりやお風呂のドアを開けておくのがオススメです♪

***

点検以外では冬のパッシブ換気暖房の使い方をアドバイスしたり、お施主様からご相談を受けたり。
いただいた貴重な意見や改善点は、これからのお家づくりの参考にさせていただきます!

T様、本日はお忙しい中お時間をいただきましてありがとうございました 。
6カ月後は1年点検でまたお邪魔しますね!