床は毎日歩くもの。心地よさなら、やっぱり無垢!

無垢材の良さは、何といっても肌触り。実際に無垢フローリングの家に住む方からはハダシで過ごすのが気持ちいい!という声をよく聞きます。その理由は無垢フローリングには塗膜がなく、木のやさしい感触をじかに感じられるうえ、調湿性能や断熱効果のおかげもあって夏はサラサラ、冬はひんやりしにくいからなんです。
そして落ち着きのあるいい香りや表面の色の経年変化も、木ならではの味わいですね。一方、コストやメンテナンスの点では、合板を使った複合フローリングより負担が大きいのは事実。とはいえ、毎日心地よくいやされること、そして定期的なお手入れをすれば合板よりも長く使えることは、とても大きな魅力だと思いませんか。

針葉樹と広葉樹で、個性が違うのも面白い。

同じ無垢材でもパイン(松)、杉、ヒノキといった針葉樹と、オーク、白樺、ウォールナットなどの広葉樹では持ち味が違います。比較すると針葉樹のほうがやわらかく傷がつきやすいものの、夏のサラサラ感など肌触りの良さがあります。またまっすぐ伸びるので長い材を取りやすいメリットも。広葉樹は木質が硬い分、傷に強いのが長所。木目の表情も多彩です。用途と好みで選んでみましょう!

[床材]篇・その2
パイン材。針葉樹なので1820mmという長い材が揃います。
[床材]篇・その2
北海道産白樺材。針葉樹と比べると短めの材がほとんどです。
[床材]篇・その2
一枚一枚、張り付けているところ。手間と時間がかかります。