一つのてぶくろに、そんなにムリでしょ!でも、ギューギュー詰めも何だか楽しそう。

森の中でおじいさんが落とした片方だけのてぶくろから物語は始まります。まず現れたのは、ねずみ。てぶくろを見て「ここでくらすことにするわ」ともぐりこみます。確かにこのてぶくろ、フカフカしててあったかそう。そのせいか、すぐにかえる、うさぎと次々と中に入ってきて、すっかりぎゅうぎゅう詰め。でもまだまだ!このあと、きつね、おおかみ、いのししまで参入!いつのまにかてぶくろは煙突もあれば窓もある、家のようになっています。そして最後は大物、くまも登場!そのくまに「(入るなら)はじっこにしてくださいよ」なんて誰かが告げるのもユーモラス♪ちなみにこのお話の元はウクライナ民話。一つのてぶくろにみんな仲良く入ったみたいに、一つの地球にみんな仲良く暮らす平和な世界になってほしいものですね。

このコーナーで紹介してきた絵本はクーム事務所に揃えてありますので、ご覧になりたい方はお気軽にどうぞ。