いま主流の窯業系サイディングは、デザインが豊富!
外壁というと昔はモルタルの塗り壁が主流でしたが、いまはほとんどがボード状の外壁材「サイディング」。そのサイディングも素材によっていくつか種類がある中で、最も普及しているのが窯業(ようぎょう)系サイディング。セメントが主原料なので耐火性に優れ、しかも比較的ローコストなのが特徴です。そしてレンガ調、木目調、タイル調、石調、コンクリート調など、デザインが豊富なのが大きなメリット。
家の表情を好みの雰囲気にできるので、壁紙やカーテンのように選ぶ楽しさを味わえます。また、汚れを雨で浮かす親水性のものや太陽光で汚れを分解する光触媒のものなど高機能なタイプなら、美しさをより長持ちさせることもできますよ。
どんなものでも、大切なのはメンテナンス。
窯業系サイディングにはメリットが多いものの、やはり年月がたつと表面の塗装が落ちてきます。すると防水性が失われ、雨がしみて素材が劣化。特に北国ではその水分が冬に凍って外壁が破損することも!そこで一般的には築10〜15年の時点でサイディングを塗装し直すメンテナンスが必要となりますので、あらかじめそれを念頭に置いておくことが肝心ですね。