動物たちの家って、ほんといろいろ。でも、大切なことは同じだとわかります。

この絵本では、森を散歩するこぐまの目線を借りながら、動物たちのいろんな家に出会えます。ビーバーの家は川の中でも「ちょっとやそっとじゃこわれないじょうぶな」家。鳥達の家は「じぶんにぴったりの」家。土の中のうさぎ達の家は「あつくもなければさむくもない。とってもきもちがいい」家。あ、これって何だか人間の家の機能性や居住性と同じですね!他にも、形には現れない「家らしさ」も出てきますよ。例えば川は「ここでうまれて、ここでそだった」魚達の家だし、群れで移動するオオカミ達にとっては「みんなといっしょなら」そこが家。なるほど、確かに家ってそんな場所かも。読み終えると、とても穏やかな気持ちになれる本なので、夜寝る前にゆっくりページをめくるのがおすすめです。では、おやすみなさい♡

このコーナーで紹介してきた絵本はクーム事務所に揃えてありますので、ご覧になりたい方はお気軽にどうぞ。