造作用の木材は、木づかいと気づかいで仕上げられる。

クームの家には、本棚やカウンター、テレビボードなど、大工さんが手掛けるオリジナルの造作がいろいろあります。それらを作る時によくチョイスされる「木づかい」は、赤松集成材。比較的安価で扱いやすい(=やわらかい)のがメリットです。ただ、そのやわらかさのせいで木材の時点では多少傷があったりするので、表面にサンドペーパーを掛けなければなりません。ここからクームの「気づかい」が始まります。

使うたび、愛着がわく。そんな造作にしたいから。

クームでは、まずは(1)粗目のサンドペーパーで傷を消し、(2)中目で仕上げます。例えば、巾500×長さ4000mmくらいの集成材を1枚仕上げるだけでも30分はかかります。
その後、塗装業者さんに塗装してもらいますが、その際も(3)細目を掛けてから下塗り材を塗り、さらに(4)極細目を掛けたのちウレタンクリア塗装を2回塗る、という手間をかけてもらっています。
このように材料の段階であっても、職人技による「気づかい」が施されているのが、クームの家づくりです。