PROJECT

ゆるやかな時間の流れる家

ゆるやかな時間の流れる家

東北町

ゆるやかな時間の流れる家

フロア張りと養生

現在壁の石膏ボード貼り中の現場。

ちょっと前まではフロアーを施工していましたよ!


壁になる所を避けながら、フロア材をカットして床に留め付けていきます。
フロアはお互いがかみ合うように、側面に凹凸があります。(凹凸をはめ込むつなぎ方を本実:ほんざねと言います)
当て木をしたりゴムのハンマーで優しくトントントンと叩いてかみ合わせます。


現場にはどんどん色んな材料が搬入されてくるので、床が傷つきやすい環境です。
それを防ぐためにシート状の養生材を敷いていきます。シート同士もテープでぴっちりとつなぎます。

この養生材は紙と荷物などのクッション材に使われるポリエチレン(りんごや梨を1コずつ梱包してあるふわふわのネットと同じ素材です!)のシートでできていて、ちょっとだけ柔らかいのがポイントです。
ここで覆われた床は工事終盤までこのままで、クリーニング前の養生剥がしまではずっとシートを貼ったままです。

経年変化する外壁

最近全国的に経年変化する建材が流行っています。

多いのは塗装などをしないそのままの木を使うもの。
このお家の外壁(木製サイディング)などは、雨のあたる部分からだんだんと色が抜けていって、最後は灰~黒っぽくなります。この色をシルバーグレーとも言います。


↓もっと色がグレーに変わっていきますよ。


ずっと新品のままが良い!という方にはオススメできないのですが、これを所謂人で言う所のロマンスグレーと同等の変化と見たらどうでしょう?
品を保ちつつも自然体である様が魅力的……、お家もそんな風に変わって良いと思いませんか?

***

さて、このお家で使っているのは、木ではなく経年変化するセメントの外壁。

白華※(エフロレッセンスと言うそうです)という現象をあえて防がない、材料が自然にさらされ変化するのを楽しむという、窯業系の外壁材としてはなかなか挑戦的なコンセプトの建材です。


※白華:私たちが見たことがある白華現象というと、コンクリート橋の側面とか裏側に、白い絵具が垂れたような後があったり、鍾乳洞のようにつらら状の物ができていたりとかでしょうか。
強度は?安全性は?問題ないのかと不安になっちゃいますが、成分は炭酸カルシウム(ホタテの貝殻と同じ!)だし、素材の表面で起きることなので強度の問題にはならないそうですよ(・∀・)

もともとが均一でない手仕事感のある表情が魅力的な外壁ですが、日が射し込んで反射すると、これまた味わい深い…!

造作の様子

現在内部はクロス工事中ですが、ちょっと戻って造作の様子をご紹介!

↓はTVボードとその背面。



表面が色々な加工をされたパイン材を使っています。
上部に間接照明を仕込んでいるので、光の当たり方が様々に変わりますよ(*^▽^*)



こっちは和室! ここのお家のように絞り丸太を使っています。
このすべすべナミナミの感覚、いいんですよね~クセになります( *´ 艸` )



最後の写真は造作手洗いの鉢の裏面with大工さんの膝!
今回は信楽焼きの鉢をチョイスしました。もうちょっとしたら塗装屋さんが現場入りしますが、濃い色のカウンターや収納に、この鉢の鮮やかな色が引立ちますよ!

クリーニング後

ついこの前クリーニングが終わりました!
ちょっとだけ内部をお見せします。


↑玄関とリビングの化粧壁。
玄関の壁紙はお月見をイメージしているそうです。言われてみると、すすきの穂が揺れて折り重なっているように見えますね(*'ω'*) パール系の和紙なので少しキラキラして見えます。




外部写真はアプローチの土間工事をしていた時の物ですが、明日は玄関ドアを工事用から本設用に交換しに行って来る予定です(` ・ω・´ )!

外構工事

お天気が悪い日がちらほらありましたが、今週から状況を見つつ、外構工事を行っています。


駐車スペースはコンクリート仕上げ。
掘削して砕石を敷いて、平らになるように転圧してから、鉄筋を入れていきます。


生コン打ちが完了したら↓の大きなサッシの所に、大工さんでウッドデッキと塀を設置していきますよ。


今週はお天気が安定しないようなので、もしかしたらちょっと伸びてしまうかも…?(´ ・ω・` )
ひとまず、4月の後半に2回目のクリーニングを目指して進めます!