乗ったと思ったら「もう着くの!?」やっぱり速かった、新幹線。

まずは新幹線ができて、どのくらい移動が速くなったのか、あらためて検証!乗る列車によって多少違うものの、七戸十和田駅から新青森駅までの所要時間は約15分。八戸駅までは約12分。時間だけでいえば、町内で買い物に行くのと変わりません!実際にはなかなか普段使いとはいきませんが、ビジネス利用にはとても便利(特に冬場の移動は車よりラクで安心感があります)。また、県外も盛岡駅まで約50分、新函館北斗駅まで約79分と県内移動の感覚になりました。そして、移動の速さだけでなく、発車後にグングン加速していくスピード感も、他では味わえないワクワクです♪

上北自動車道も、負けてません!車の移動もスピードアップ。

新幹線駅の開業はビッグなニュースでしたが、七戸町を通る上北自動車道もここ10年でずいぶんと伸び、地元に大きな恩恵をもたらしてくれています。10年前は、八戸方面からの自動車道は百石道路経由での第二みちのく有料道路終点、六戸町まででした。それがまず2013年には上北ICまで伸び、そして2019年には七戸ICまで伸びました。おかげで八戸に行くとき、だいぶ速くスムーズになりましたよね。さらに最終的には国道4号のみちのく有料入口交差点までつながる計画で、いまドンドン工事が進んでいます。その全線開通予定は2022年。今から楽しみですね!

おいしくて、楽しくて。道の駅も、バージョンアップ!

車での立ち寄り拠点である「道の駅しちのへ」も、この10年で大きく変わりました。もともとここは、豊富な地場野菜の販売はもちろん「鷹山宇一記念美術館」などもあって人気の高い道の駅。それが新幹線開業となる2010年、道の駅に併設する形で「しちのへ産直七彩館」がオープンしました。2015年には物産館がリニューアル、2018年には道路・観光情報館もできました。以前あった、トイレの円形の建物が懐かしいという方も多いかと思いますが、こうしてみるとずいぶん進化を続けてきた道の駅だったんだなあ、と実感します。これからも盛況でありますように。

「やってみよう!」という気持ちがみんなをドンドンつないでくれた。

そしてこの10年、イベントなどの取り組みも増えたと思いませんか?この組新聞でも、いくつか紹介してきました。まずは「ピザカーニバル」。学生さんやいろんな団体がオリジナルのピザを販売することで、野菜やお肉など地元にはたくさんのおいしい食材があることを教えてくれました。第2回目にはクームも「ピザ工房クーム」として参加し、「ガッツリ系もつピザ」を作ったのもいい想い出(しかも優勝!)。そして「七戸ドラキュラdeまちおこし」。ヒナコウモリ、にんにく、ブラッディなトマトジュース…。七戸にあるものをつなげていったらドラキュラにたどり着いたという、切り口がユニークですよね。派手なイベントに目が行きがちですが、まちおこしに興味をもつ人が集まる場ができたのが何よりの成果ではないでしょうか。あと、町内の女性たちのサークル活動から生まれたのが「しちのへひなまつり」。つるし飾りがかわいいのと、古い商家などを巡るスタイルが相まって年々人気が高まり、城下町七戸ならではの良さを発信してくれました(組新聞バックナンバー75号で見られます)。

10年かけて、大きく育った地元愛。これは絶対、なくならない!

2020年は町内ほぼすべてのイベントが中止になってしまいましたが、この10年での地元愛の盛り上がりと活動の広がりは簡単に消えるものではないはず。きっと近い将来、またたくさんの笑顔が集まれると信じています。次の10年、楽しみです!!!