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気密測定

皆様こんにちは
今日は八戸市のTM様邸の様子をお伝えしたいと思います。

TM様邸では先日「気密測定」を行いました。
気密測定…一体どんなものなのか、聞きなれない方もいらっしゃるかと思いますが、昨今の家づくりにおいて、「高気密・高断熱の家」はもう当たり前のようになってきています。
「高気密・高断熱」を売りにしているハウスメーカーさんや工務店さんも増えてきましたよね。
クームの家づくりにおいても外せない部分であります!
でも、言うのは簡単だけど、実際のところほんとに「高気密・高断熱」なのか…?
そんな疑問を持つ方もいらっしゃるではないでしょうか?

「それじゃあクームでやってみよう!見える高気密・高断熱を!!」

ということで一番はじめに出てきた「気密測定」なるものを行うこととなったわけであります。
高気密かどうかは、家に隙間がどのくらいあるかでわかります。その隙間の量を数値化することで、いかに高気密であるかが「見える」のです。

さて、早速測定開始!
測定方法はというと、こんな機械を使います。

お!なんか測定っぽい!


見た目は、スピーカーのような感じですが、このファンで家の中の空気を排気し、負圧の状態にします。負圧の状態のイメージは、家がずっと息を吐き続けているような感じでしょうか…


そうすると、自然と壁に貼ってある気密シートが室内側へ引っ張られます。※写真だと分かりにくいかもしれません

家は息を吐き続けて苦しいので、どこかから息を吸おうとします。
そして、家の隙間を見つけます。
やっと見つけた隙間!スーハースーハー!!

家が、この隙間からどのくらいの息を吸ったのか?それを計測するのです。

結果は1㎡あたり0.3c㎡の隙間家
(これが相当隙間面積C値(しーち)というものです)

まだ内部の仕上げ(ボード貼り)などを行っていない状態での、この数値はいい結果♪
今後仕上げの工事が進んでいくにしたがって、さらに数値が良くなると思います。この数値を出すためには、作り手の技術が大きく左右してきます。雑に気密シートを貼ったり、木を組んだりすると隙間ができてしまうのはイメージできるかと思います。仕上げてしまうと見えなくなってしまう部分ですが、家の性能は見えないところの施工がとても大切なのです。

「C値」は各住宅メーカーさんなどでも自社の基準があったりしますので、気になる方は是非調べてみてくださいね。

大工工事

皆様こんにちは
今日は三沢市のAF様邸から、大工2年目のYくんの仕事ぶりをお伝えしたいと思います。


どうやら、目の前にある板をカットするようですが…
以前もブログでご紹介しておりましたが、彼は認定職業訓練性技能競技大会にて優勝した経歴を持っています。それでも、実際の現場では第一線で活躍!という甘い世界ではありません。親方大工の指導のもと、毎日少しずつ成長しています

基本の掃除から始まり、材料を運んだりできることを少しずつ頑張ってきたY君。
入社当時から見てきた私には、大丈夫かな…と心配な思いと、成長したなぁ…という親心にも似た感情がぐるぐる交錯しています。


上手に切れてますね!!!
ベテランの大工さんたちがいとも簡単に操る道具ですが、一歩間違えると大けがにつながることもあります。とにかくけがには気をつけて、毎日頑張ってほしいと思います。

どんな時でもニコニコ笑顔の彼に、私はいつも癒されています!

金の卵 入校式

こんにちは
四月ももう後半となり、四月から新たな環境に身を置いた方も、少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか?

クームにも今年新たな大工さんが加わり、先輩大工さんたちの指導のもと奮闘しております。
去年に引き続き、今年も職業能力開発校へ入校することとなり、先日入校式を終えましたのでお知らせしたいと思います。


今年入校したのはコチラの二人。フレッシュな二人です
クームの大工さんの平均年齢は40.3歳。これまでも若いなぁと感じていたのですが、この二人が加わることで、平均年齢は37.4歳に!!これからの家づくりを牽引していく若い力に期待です。

そして、昨年入校した在校生のY君は、昨年行われた「認定職業訓練性技能競技大会」に出場し…


見事優勝を手にしました!!頑張ったね~(一番手前がY君です)
仕事を終えた後も、先輩に教わりながら練習を重ねていたようです。

職人不足が深刻な問題になってきている昨今ですが、彼らを見ているとまだまだクームの未来は明るいなと感じるのでした。

パッシブハウスの研修ツアー ~札幌編②~

ジンギスカンでお腹を満たした後は、山本亜耕先生とのご挨拶から。
パッシブのからくり外編のお話と、外壁材の木仕上げの説明や地産地消で地域を活性させたいとの熱い想いをお話してくださったそうです。
真剣に聞き入る視察者たちです。



中に入り、重要なポイントは質問&メモ&写真


パッシブ換気のからくりはこちら。床下にもぐって勉強したそうです。


そしてこの画像は何だか分かりますか?


パッシブ換気のサーモグラフィーの画像です。色むらが少ないですよね。青い部分が外気の取り入れ口なので青いのです。その空気が温まり、室内に入るころには心地よい温度になり、心地よい空間となります。


サーモグラフィーも色むらがなく、24.9℃を表示しています。見ているだけでも暖かくなりませんか?

***

澄川の家を後にして、次に向かったのは山本亜耕先生のセミナーです。


セミナーではみんな真剣で、何より社員の大工さんからの質問が多かったとのこと。
普段から真剣に取り組んでいるからこそなんですね!

そして会食が始まり、またもや山本先生に質問攻め!
お食事をとる暇もなかったと思います、本当に申し訳ございませんでした。
今度は山本先生にゆっくりとお召し上がりいただけたらと思います(汗)


最後に、今回このような機会をくださいました紺野様、快くお見せくださいましたお施主様、たくさんの疑問を解消してくださいました山本亜耕先生。ツアーにあたりご協力くださいました皆様にスタッフ一同心よりお礼申し上げます。

ツアーを終え、クームスタッフの意識が変わったように思います。スタッフ一丸となり、クームの家づくりはこれからも進化し続けます!!

***後日追記

東北住宅新聞社様で、研修の様子を記事にしてくださっています!
札幌視察旅行<その1>札幌視察旅行<その2>
是非こちらもご覧ください。
このブログでご紹介できなかった、札幌編①のリスの写真もありますよ♪

パッシブハウスの研修ツアー ~札幌編①~

札幌ツアー初日は、地場の工務店の引渡し前の300mm断熱の現場を見学。
熱心に説明をしてくれる菊沢様の話にのめり込んでしまったそうで、写真が少ないようですが…

見学した後の感想は?
「見た事のない屋根の葺き方、細かな収まり、とても綺麗でした!」

「居心地が凄く良いおうちでした!」

「ジムニーが好きとの事で、意気投合して話が車に…」
…って社長~!!!とは言え、きちんと見学してきたようです、良かった…

***

[旧荒谷教授の家]
2日目は築36年目の旧荒谷教授の家を見学。
現在は荒谷教授のお弟子さんだった、タギ工学博士のお住まいです。


熱心に語ってくれるタギさん。
「中に入るとなんとも言えない心地よさ…構造に工夫がされていて断熱の厚さは36年前の建物にもかかわらずなんと360mm!!!自作のトリプルガラスに、LOW-Eフィルムを貼ったサッシ・・・・とにかくすごい!の一言!!!」興奮気味に私に語るスタッフですが、たしかに36年前の建物とは思えないほど、自然の摂理に逆らわない理にかなったお家、まさにパッシブハウスなのです。
5年前からタギさんが住み、今現在もこれからの家づくりの為の実験データーの収集をしているのだそうです。スゴイ!

中の様子とお家の構造です。


そして、36年間そのままの木の外壁、やはり自然素材は強いですね(感動~)

外で外壁の説明を受けている時に、リスが外壁を横に走って行ったそうです。
「カメラ間に合わなかった~…でもみんなの固い表情に笑顔が~。」…とは言っても写真ないんですけど…スミマセン

昼食はジンギスカン。いいな~いいな~食べたいな~

お腹いっぱい!2日目の研修はまだまだ続きます!