気密検査
1回目のクリーニングを終えて、昨日は気密検査を行いました(*^▽^*)
「気密」とはお家がどれくらい密閉されているかを表します。
(※実際は換気用の穴を作るので密閉はされません。ちゃんと息が吸えますのでご心配なく!)
気密が良いと何がいいかと言うと、暖房・冷房の無駄がなくなります。
例えば、窓・ドアを開け放って暖房・冷房するとします。
この時の気密はとっても低いわけですが、暖かさも涼しさもみんな外に出ちゃいますよね?
でも窓とドアを閉めれば、ちゃんと家の中は過ごしやすい温度になるわけです!
気密が低いと困ることは他にもあります。換気経路が狙い通りにいかないのです。
例えば、お肉を焼きながらキッチンの換気扇を回したとします。更にその換気扇のすぐ下にある窓を開けました。他の窓やドアは全部閉めています。
するとどうなるでしょう? …換気扇のすぐ下の窓から、お肉のいい匂いが戻ってきます!!
もしこの窓を開けなかったら、匂いは戻ってこなかったですよね。家中から空気が集められて換気扇から出ていったはずです。(外に出ていった分は、換気システムを通して外から空気が入ってきます)
ちょっと極端な例ですが、こんな具合に「家全体を換気する」のが効率よくいかないんです。
よく高気密と高断熱はセットで扱われますが、暖房・冷房の例を考えれば、どちらも揃わないとエネルギーがもったいないことがわかりますよね!
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そんなわけで実際の計測の様子がこちら↓
メガホンのような送風機で家の空気を外に追い出して、家の中と外の気圧を測ります。
あえて開けている換気用の穴を塞いで、家の中の空気を外に出すと、気密が高い家の中は減圧状態になります。(苦しくなるほど極端には下がらないので大丈夫!)
出ていった空気の量と気圧の差、お家の大きさを計算すると、家にどれくらい隙間があるのか=気密のレベルがわかるわけです。
結果はパッシブ換気を採用するための目安、0.5c㎡/㎡を余裕でクリアする数値でした(・∀・)
いい結果が出たところで、安心して最終の仕上げ工事ができます!