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集う家

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八戸市

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深ーい土留め

土留め工事が完了しそうです!
敷地の三方を囲うコンクリートの壁が建ちましたよ。



土留め工事はコンクリート打設後にもまだちょっと工程が残っています。
↓の写真で行っているのは誘発目地と呼ばれる、コンクリートの表面にある浅い溝を作る作業です。


どうしてキレイに出来上がった壁に溝を入れるのかというと、必要以上のひび割れを防ぐためです。
というのも、実はコンクリートって微妙に伸び縮みするんです……! 収縮・膨張と言った方が正しいかな?

コンクリートは水とセメント・砂利等でできていますが、水が蒸発して乾燥すると収縮します。
そうすると、細かなひび割れ(これをクラックと言います)が生じます。
この水の蒸発は打設後一年以上経っても緩やか~に進んでいて、お引き渡し後は大丈夫でも一年後点検に行くと…!となるわけです(・_・;)
(ちなみに、コンクリートは水とセメントの化学反応で固まります。乾燥はその後!)

そして今でもまだ、コンクリートのひび割れを完全になくす技術はできていません……。
どんなに丁寧に施工しても、材料の性質上不可能なんですよね……(´・ω・`)

でも、ある程度はキレイにしたいじゃないか!ということで行われるのが目地を作る方法です。

ふつうひび割れはどこで発生するのか分からないのですが、この時にあらかじめ目地があると、収縮して引っ張られる位置を目地に集中させることができます。
広い面があるとより発生しやすいので、土留めはだいたい3m前後の一定間隔で目地を作ってあげます。


カッターでギュイギュイと溝を入れますよ!
この後は目地にシーリングして、角が欠けたり目地が原因で大きな割れにないように保護してあげます。

さて、この後はパイル工事と進み、やっとお家の工事に取り掛かれます!