定番のゆず湯以外に試しやすいのは、みかんなど柑橘類がオススメ。
フルーツ風呂の代表格は、冬至のゆず湯。ポカポカとあったまりますよね。その保温効果は、リモネンという精油成分のおかげ。これは、ゆずに限らず柑橘類の皮に含まれているので、みかん湯もぜひ試してみましょう。まずは食べたあとの皮の表面をきれいに洗い、天日干しもしくはレンジでカラカラになるまでチン!それをガーゼなどの袋に入れてお風呂にイン!お急ぎなら生の皮でもよいですが、お湯が熱めだったり皮の量が多かったりすると肌にピリピリ感じることもあるので、加減してくださいね。また、夏はぜひ爽やかなレモン湯を。意外とクーラーで冷えたりしてる体を、リモネンが温めてくれますよ。
やっぱり、りんごも浮かべてみたい。さらに、あの!フルーツもプカプカ。
青森県ならではのフルーツ風呂といえば、りんご風呂。お湯に浮かべるだけで、食べるのとはまた違った、とてもやさしい甘い香りが漂います。みかん同様、皮だけ入れてもOKです。
さて、他に何か変わり種のフルーツ風呂があるかな?とネットで探してみたら、ありましたありました!家庭のお風呂というよりは、全国各地にある入浴施設のイベントとしてのお風呂ですが、なんと、いちご風呂にパイナップル風呂、そしてスイカ風呂まで!?果汁ではなく、プカプカ丸ごと浮いてます!ここまで来るとインパクト狙いな感じですが、話のネタに一度、入ってみます?
飲むだけじゃ、物足りない?いつものドリンクをお風呂に投入。
身近な飲み物の中にも入浴剤代わりになるものがあります。その筆頭は日本酒。飲み残しの日本酒をコップ1杯くらい入れるだけで、お肌に作用し保湿効果や美肌効果が期待できます。ぬるめのお湯で楽しみましょう。同じようにワイン風呂やコーヒー、紅茶、緑茶などのお風呂も、ふわっとした香りに包まれながら、ポリフェノールなど有用な成分につかることができます。ただし!これらの飲み物には様々な成分が含まれているため、一度の入浴でお湯は捨て、浴槽や風呂釜をよく洗ってください。また、日本酒風呂やワイン風呂はアルコールを含むため、妊婦さんやお子様、お酒に弱い方は控えてください。
気分はすっかり、クレオパトラ。華やかさなら一番!のバラ風呂。
見た目でいえば、お花の花びらを浮かべたお風呂もテンション上がりますよね。特に、バラのお風呂は別格!ちょっとしたクレオパトラ気分を味わえます。といってもバラは比較的お高いので、お風呂のためだけに買うというのもハードルが高い…。それなら初めは普通に花瓶で飾って楽しみ、少ししおれてきたかな、というタイミングでお風呂用にしてみましょう。入れる際には花びらを一枚一枚外し、念のため、きれいに洗ってから。高貴な香りとともに華やぐ気持ちになれるバラ風呂には、他のものでは得られない満足感がありますよ。いい夢見れそう♡
気持ちよく健康に楽しむために、注意事項を、ちょっとだけ。
いろんなお風呂の楽しみ方をご紹介してきましたが、どれを試してみるにせよ、健康にプラスになってこそ。夏はそもそも発汗が多いし、冬は空気が乾燥してる、ということで、入浴前や入浴後の水分補給はどうか忘れずに。さらに冬場の注意点としては、部屋ごとの気温差で起こるいわゆるヒートショックのリスクもあるので、事前に浴室や脱衣所を暖めてから入りましょう。なお、今回ご紹介したのは身近なものを使っていますが、アレルギーのある方や敏感肌の方にはおすすめしません。また、そこまでじゃないけど少し心配という方は、上がり際にシャワーで体をきれいに洗い流すと安心ですね。