夏に暑くなりやすい家かどうか、がわかるηAC値。

ηAC値は、冷房をつける夏場に、天井や屋根、外壁などからじわじわと室内に伝わる熱と、窓から入る日射による熱の合計を、外皮面積(屋根・外壁・床など家と外を隔てる境界の面積)で割ったもの。つまり数値が小さいほど、夏の日射熱の影響が小さい家といえます。ただし日射熱がなければよいかといえばそうではなく、寒冷地では、冬はむしろ積極的に取り入れたいですよね。そこで工夫するのは設計。窓に庇(ひさし)やそで壁をつけて夏場の日差しは遮りつつ、冬場の太陽高度の低い日差しは入ってくるようにする。そんなバランスのとれた設計をするのが、クーム流です。

ひさしも何もない家
夏場の日差しはひさしがカットし、冬場の日差しは入ってくる家

クームの省エネ性能は、数値基準クリアのその先へ。

実はこの平均日射取得率、北海道や東北などの寒冷地には国の基準自体がありません。また、ここまで数回にわたりご紹介してきた各種の数値についても、令和3年時点ではまだ「努力義務」です。でもクームは、基準はクリアして当たり前、最低ラインと考えます。
実際にもっと高性能な家づくりをしてみて、国の基準では快適な住み心地には物足りないことに気づいたからです。長く健康に住めて省エネになる、そんな家づくりをこれからも続けていきます!