暮らすうえでの断熱性能がわかる、Q(キュー)値。

Q値はUA値と同じく、値が小さい程、断熱性が高くなり省エネにもつながります。ただ、Q値がUA値と違う所は「換気による熱損失」も計算に含めているところ。それは例えば、窓を全開にしたり、料理の時に換気扇をフルパワーで運転させる、などのイメージ。当然室内の空気は外に排出され、暖かさや涼しさも一緒に出て行ってしまいますよね。その時出ていった熱量も計算するわけです。また、現在の住宅は24時間換気が義務化されているので、必ず換気による熱損失があります。その点ではUA値よりも実態を反映しているとも言えますね。クームではこのQ値もUA値同様、チラシやHPに家ごとの数値を載せているので、要チェック!です。

Q値がわかれば、必要最小限の冷暖房機器が選べる。

ちなみに、Q値で家から逃げる熱量がわかると、例えば冬のその地域で一番寒い日を想定して計算することで、必要最小限の暖を取れる暖房器具がわかります。よくストーブやエアコンで何畳用とありますが、実は最低限の断熱性能しかない家を想定した表記です。
つまり断熱性が高い家では、畳数が小さい製品を選んだり、暖房器具を少なくすることも可能(=経済的!)なのです。