ハート型にキュンとくる ! 宝石みたいな、ジュノハート
今年7月に満を持して全国デビューを果たしたさくらんぼの新品種、ジュノハート。早々に完売したので、興味があるけど食べられなかった、という方も多いのでは?そこで、特徴をおさらいしておきましょう!まずはなんといってもその形。全体がハート型に見えるので、とってもキュート!飾っておきたいくらいですよね。
次に、大きさ。直径が500円玉よりも一回り大きく、肉厚なので食べ応えと満足感がたっぷり!そして糖度はあの佐藤錦に匹敵する約20度で、濃厚な甘さとジューシーなおいしさを味わえます。
さらに、ジュノハートの中でも、ひときわ大きくて高品質なものには「青森ハートビート」というブランド名がつき、ギフトにふさわしい逸品となっています。これがもらえるような人になりたいものですが(笑)、まずは、また来年の発売を楽しみに待ちたいですね♡
りんご王国は、桃王国にもなれる?県内で、桃の産地が拡大中!
桃は、昔から南部地方で多く栽培されてきましたが、最近は津軽地方でも盛んになってきました。それも、りんご農家が桃を栽培するケースが多いんだとか。実は桃の栽培の仕方はりんごと共通する部分が多く、チャレンジしやすいんです(南部地方ではもともと両方やっている農家が多い)。その背景には、台風などの気象災害リスクを分散する狙いや、じわりと進む温暖化で、以前よりも桃の栽培に向いた気候になりつつあることも挙げられます。今では、他県の産地の旬が過ぎた頃に出荷できるメリットで、存在感を増している青森県の桃。りんごと桃の両輪が、うまくいきますように。
いちごは冬のイメージ? いえいえ、ホントは年中ありますよ
いちごは冬の果物と思っている人、多いと思います。でもそれはクリスマスケーキ用の需要が増えるから。自然本来の旬は春、そして実際はハウス栽培で年中出荷されています。ただ、品種の違いがあるので、大きく分けると冬から初夏に収穫の「冬春いちご」と、夏から秋に収穫の「夏秋いちご」に分かれます。冬春いちごのほうが甘みが強く、夏秋いちごはさっぱり系。ちなみに県内では八戸市での栽培が盛んですが、最近は県内各地で広く栽培されてます。全体的な傾向としては、冬に晴天が多い南部地方では「冬春いちご」、津軽地方では「夏秋いちご」を栽培しているみたいですよ。
県産フルーツ、いまこれが気になる!その1…プルーン(西洋すもも)
県産フルーツのうち、注目株を2つご紹介。
まずはプルーン。ドライフルーツのイメージが強いですが、最近は生食用を見かけます。生の場合、まだ硬めのときは酸味がありつつも、シャキッとした食感が楽しめます。その後、追熟して皮にシワがよってくると完熟した証拠で、中の甘みもグンと増しています。甘みと酸味のちょうどいいバランスは好みの差もあるので、ぜひいろいろ試してみて下さい!
県産フルーツ、いまこれが気になる!その2…シャインマスカット
甘くて粒が大きい。しかも種なしで皮ごと食べられる。それで全国的に大人気となったシャインマスカットも、県産品を見かけることが多くなりました。初めて見たときは「青森県でも作れるんだー」と感心しちゃって、農業県としての底力を感じました。これはここまで紹介してきたすべてのフルーツに共通することですが、まずは地元のみんなが買って食べて、生産を続けられるよう応援しましょうね!
写真提供:青森のうまいものたち