まずは1つ、防災リュックを買ってみよう!そして中を見よう!

たくさん見聞きする防災グッズ情報。でも、何を揃えればいいのかわからない…という方へ。まずは「えいやっ!」と市販の防災リュック(防災グッズセット)を買ってしまってはいかがでしょうか?その際、お安い基本セットでもよいと思います。とにかく1つ、買いましょう!「とりあえずの1個」でも「備えゼロ」からは大きな前進です。そして早速、中身を確認してどのように使うのかを確認(できれば家族みんなで)!いざという時の戸惑いが減り、非常時の「気持ちの備え」になるはずです。

家にあるもの、使える使える!「わが家の防災セット」を作ろう!

防災グッズセットを買うよりも、自分で揃えてみたいという方はぜひチャレンジ!実際、市販のセットを確認すると、家にあるもので準備できるものも多いんです。懐中電灯ラジオ、水の500mlペットボトルあたりは基本中の基本として、タオル使い捨てカイロもだいたいありますよね。インターネット上にも「非常持ち出し品リスト」として様々な情報があるので、自分で納得のいくものを選べばよいと思います。もちろん市販セットに、自分なりに必要なものを追加するのも大いにアリですね!

避難は、1次と2次の2段階。それぞれの目的を知ろう!

市販セットの中でも、1次避難と2次避難の両方に対応しようとするタイプはグッズが多くなりがち。1次避難とは、緊急時にとにかく安全なところに避難する段階。そして2次避難とは、その後のいわゆる避難生活の段階のことです。

1次避難は急を要するので、なるべくグッズは最小限にしてリュックを軽くするべき。といっても、寒さを防ぐためのアルミシートや簡易トイレ袋、常備薬、非常食くらいまで入っていれば安心感がアップします。
2次避難では、避難所に入るケースが多いので支援物資をもらえることもありますが、災害から数日間の初動体制が脆弱な時期は、やはり自力での備えがあると安心です。最低3日分の飲み物と食べ物、新聞紙、ポリ袋、ガムテープ、紙皿とそれを使い回すためのラップなど、いろいろなものが必要となります。ただ、考えすぎるとキリがなくなってくるので、災害の被災者の体験談なども参考に「わが家ならではの防災セット」を揃えてみて下さい。

命運を分ける、情報入手。でも「善意のデマ」には気をつけて。

災害時、停電になると、状況や今後の2次災害の可能性などを知るために、ラジオやスマホでの情報収集が必要となります。正しい情報に基づいた適切な行動が、文字通り命運を分けることもありますので、予備の電池モバイルバッテリーは準備しておきたいもの。ただひとつだけ注意したいのがスマホによるSNS。

これは災害時でも比較的つながりやすいと言われており、情報収集に大きな力を発揮しますが、一方で「~らしい」といった伝聞が拡散して、間違った情報をうのみにしてしまう危険もあります。善意のつもりでも、(デマかもしれない)伝聞情報を自らアップすることは避け、情報入手は信頼できる公共機関から直接確認するようにしましょう。

ハザードマップ。おまもり手帳。あるものはフル活用しよう!

ハザードマップとは、災害時の被害想定が書き込まれた地図のこと。わが七戸町にもちゃんとありますよ。町のホームページを見ると、洪水時に水がどこまであふれるかを示した地図と、土砂災害が起こりやすい場所を示した地図の2つを確認することができます。

また、避難所マップもありますので、下の各タイトルにアクセスしてみて下さい。またこの9月、青森県が作成した『あおもりおまもり手帳』という黄色い小冊子が、県内全世帯に配布されました。イラスト入りでわかりやすく説明されているので、家族で読んでおきましょう!

七戸町洪水ハザードマップ
七戸町土砂災害ハザードマップ
七戸町避難所マップ
あおもりおまもり手帳