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通いあう家

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八戸市

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コンクリートとハンバーグの似ている所

先週末ですが、基礎屋さんによる生コン打設がありました。
まずは基礎の立ち上がり部分に生コンを流し込みます。


↑こうやって見てみると、高さがある所に入れているのに、生コンクリートって流れ出てこないんですね。
粘り気があるおかげですが、かわりに型枠との間やコンクリートの中に空気を含みやすくなっています。
この空気を抜くために、バイブレーターという振動を与える棒を差し込んでいきます(写真左上)。
(写真右上はコンクリートと型枠の境界をかき回している所。ちょっと役割が違います)

生コンクリートを、柔らかめのハンバーグのタネとイメージしてもらえればわかりやすいでしょうか?
ハンバーグも焼いている時に割れないように、空気を抜きますよね。
でも、食感をふわっとさせるためにはパン粉の中の細か~い空気が必要なように、生コンクリートにもある程度の微細な空気が必要です。
(生コンクリートの流れやすさ=作業性を向上させたり、寒い時期に水が氷ったり融けたりした時のダメージを抑えたり、色々効果があります!)

この段階で抜く空気は、あくまで「余分で大きな固まりの空気」なんですね。


生コンクリートを流し込んだら、表面をコテで押さえて平らに均していきます。
これはハンバーグの表面がボロボロしないように、キレイに整形するのと同じです(*'ω'*)


そしてコンクリートの打設が終わったら養生です。
生コンクリートは化学反応で熱くなりながら固まります。
反応には水が必要なので、乾燥しないようにブルーシートを掛けているんですね。

この工程は、ハンバーグにジューシーさを残しながら蒸し焼きするように、フライパンにフタをするイメージ!

お料理に例えてみると、何をしてるか分からない工事も、ちょっとだけ親しみやすくなりますね(*^▽^*)