PROJECT

happy circle

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七戸町

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大工さんの工事が完了

内部の造作が終わりました!いったん大工さんの仕事は完了です。
あとはクリーニング前に養生材を剥がすまで、工事の主役は仕上げを担当する業者さんになります。



この後は造作などの塗装、クロス張りへと進みますよ。

例えるなら、彫が深い

外部の足場が取れました。
板金と木の外壁、そしてポコッと凹んだ窓が特徴的です。


断熱が分厚いお家は窓が凹んでいることがあります↓右側の窓がわかりやすいかと。


これは窓よりも、断熱材の詰まっている壁がだいぶ分厚いから起きることです。
(窓からの熱のロスを少しでも減らしたい、という設計上の工夫もあります)

なんとなく見た目が、人で言う目の彫が深い感じに似ていませんか?
実際、窓が壁よりも奥についているために、夏場の日差しを防ぐ庇(ひさし)の役割もするんですね。
上だけじゃなく横にも庇があるので、窓の向きによっては西日も入りにくくなりますよ。

造作の準備中

内部では石膏ボード張りが進み、造作工事へ入ろうという所です。


↓造作箇所は下地を取り付ける関係で、まだ石膏ボードを張っていない所もあります。


↓今は見えている1階と2階の間ですが、これも石膏ボードでふさがれますよ~。


出来上がってしまうと、いまいち床下ってイメージしにくいですよね。
でもこの階の間には、2階で快適・便利に暮らすための配線・配管類が通っている重要スポットなのです!

繋がる部材

少し前ですが、外壁工事と並行して、屋根の板金工事が行われていました。


ある程度の大きさの鋼板を互いに嚙合わせることで、大きな屋根を作っていきますよ。


鋼板の両端はちょっと変わった形に折り曲げられています(この部分を、はぜ、と言います)。
はぜ部分にもう片方の鋼板のはぜを重ねて、巻き込むように折りたたんで固定するんです。


ちなみに屋根の先端部分でひらひらしているのは、防水テープです。
毛細管現象という、狭く細い筒のような隙間を水が移動していく(屋根の場合、重力に逆らって上まで登っていきます!)のを防ぐために、そもそも雨が入らないようにガードしているんですね。

仕上がりの過程と中身

外壁のでき方がよくわかる一枚!↓
左側がダブル断熱(付加断熱)入れの終わりごろで、右側がその断熱材の上に透湿防水シートを張ったところです。(今年に入ってから透湿防水シートはシルバーのものを採用しています)


この上に外壁を留め付ける木材(胴縁:どうぶち)を取り付けて、板金の外壁を張りますよ。

↓こっちは中の様子。中も断熱材入れが完了です。
ところどころ黒い窪みがありますが、これはコンセントやスイッチ用のボックスがついている所です。


壁についているコンセントって、カバーを外すとコンセント用の穴がついたプレートが固定されています。
更にそれを取ると、中が空洞(配線はあるけど)になっているんですね。
その空洞部分を確保するためのボックスなんですが、わざわざつけるのには理由があります。

写真を見てもわかる通り、壁の中には断熱材があります。ボックスがないとコンセントの中身が断熱材にぎゅうぎゅう押されてしまいます。
それにここは配線との接続や分岐が必要な場所です。十分なスペースが確保できないと作業もしにくいですよね。
(断熱材がなくて空洞がある場合はボックスを付けないこともあるそうですよ)

完成すると見えなくなるところですが、私たちが意識することなく毎日使っていたコンセントやスイッチの裏には、安全の安心のための一工夫があるんですね(*'ω'*)