PROJECT

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五戸町

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ぎゅっと押さえます

内部では大工さんの造作工事が始まっています。


さて、造作というと、作り付けの家具の加工や取り付けをイメージするかもしれませんが、目立たない細かい所もあります。
例えば↓のような「窓台」(窓枠とも言います)


窓台は普段は意識しないかもしれません。
窓が壁についていたら、周りのクロスとの境界を作るように、板がありませんか?
窓辺のミニ植木鉢や小物を置くのに大活躍な、地味だけど重要なパーツです。
(板がない所もあります。クロスが窓の境目まで巻き込んであるタイプなど!)


拡大してみると、窓の下、ちょっと壁にめり込む感じで窓台がついていますね。

そして薄い板3枚をしならせて窓台をぎゅうぎゅう押しているわけですが、これは窓台を固定するためなんです。
仕上げ材として見える部分でもあるので、傷をつけないように当て木をしつつも、圧力はしっかりとかけます。

窓廻りの工夫

外部では板金屋さんが外壁張りを始めています。
↓この長い板金を、1枚1枚張っていくんですよ!


板金は胴縁(外壁を取り付ける木材の部分)に留めつけて、透湿防水シート(↓の白~銀色の壁全体を覆うシート部分)には穴をあけないように気を付けます。


…2階の窓の端に見慣れない黒いものがついていますね。
少し近づくとこんな感じ↓


これは万が一窓の取り合いから雨が入り込んだ時でも、雨がこれを伝って外壁の中の木材を濡らさないようにするものです。
材料が切り替わる所は雨の弱点になりやすい所でもあります。色々な対策をしているんですね。

外壁あがり!

先日外壁張りが終わり、外壁の検査に行ってきましたよ。
↓屋根との境目はまだ残っていますが、建物の外観はほぼ完成です。


シンプルな形に大きな窓。白くペイントされた木を思わせる縦ラインの外壁のおかげか、ふんわりと北欧かわいい雰囲気があります(*'ω'*)


南面以外の窓はコンパクトでリズミカルに。

分譲区画なので、そのうちお隣さんが建つかもしれません。
日が当たらなくなる可能性&窓からお隣さんと視線がバッチリ合ってしまう可能性も考えて、窓のサイズを検討しています。

こういう条件で行くと、周囲に建物がある土地よりも、更地で後からお隣さんが建つかも…?な土地の方が設計難易度が高いかもしれませんね。

あえて塗る!

内部・外部ともに塗装工事が進んでいます。
↓は玄関を白く塗ったところです!


写真からだと、白く色が抜けてエイジング感のある仕上がりに見えますね。
でも実際のところは、新品の杉材に自然塗料を使って、あえて経年感・素材感を出しているわけです。


↑色を塗る前はこんな感じでした。杉の赤い色がワイルド!
近づいてみると、木本来の色もちゃんとあって柔らかい印象がありますね。


使っている自然塗料は、ペンキのようにガッツリ膜を作るタイプではなく、木に染み込むタイプ。
だから、塗膜が剥がれてボロボロ…なんてことはありません。
再塗装するときもそのまま塗ればいいのでメンテナンス性も良いのです(*'ω'*)

印象的な柱

内部はクロス工事も終わり、あとは設備や照明器具などの取り付け待ちです。
↓はリビングの様子。


↑↓大きな南向きの窓で、冬はお部屋の奥まで光が届きます。


5本の特徴的な格子柱は、目隠しと棚の役割をしてくれる予定!
養生材を取り外したら大工さんで取り付けに来ますよ。