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素朴で優しい家

素朴で優しい家

三沢市

素朴で優しい家

基礎工事が始まりました

基礎工事が始まりました。
昨日は床掘りした敷地に砕石敷き・転圧をしていましたよ。


砂利に振動を与えながら上から押さえつけると、砂利が動いてがっちりかみ合うようになります。
以外ともこもこな土も、この時一緒に押さえつけられて固くなります(締固めと言います)。

イメージとしては、砕いたビスケットでタルトの生地を作る感じに近いでしょうか?
(タルトのように持ち上げることはないので、バターのような固める材料はないですよー)

タルトだと、型に詰めてトントン・ドンドン叩いて、ぎゅ~っ!と押し固める作業ですが、基礎工事だとランマーやプレートコンパクターという機械を使います。
なかなか重たい機械ですが、ゆっくり動かしながら上下に振動を与えることで、これがいっぺんにできちゃうんですね。


この後は、基礎の下に敷く断熱材↓を施工していきますよ。

基礎工事の様子

基礎工事の続きです。
白い断熱材を敷いたら、湿気が上がってこないように防湿シートを敷いて、鉄筋組みが始まります。


↓鉄筋の下に石ころのようなもの(スペーサー、と言います)があって、鉄筋を持ち上げています。


これはあえて持ち上げているんですが、例えとして、ふかふかのたい焼きをイメージしてみてください。
生地がコンクリート、あんこが鉄筋、また生地がコンクリートという感じです。
生地は掴んでもそうそう破れない、しっかりとした厚みが欲しいです。

そして基礎の場合は、先にあんこ(鉄筋)を準備して、上下に生地(コンクリート)を流し込む方式なので、あんこ(鉄筋)を浮かせてあげる必要があるんですね。
そのためのスペーサーだったわけです。


↑生地、じゃなくて生コンクリートを流し込んでいるところ。
(カチカチに固まる前のコンクリートなので、生コンクリートと呼ばれます)


こてで均(なら)して、表面をつるつるに仕上げます。
この後はシートをかけて、コンクリートが化学反応で固くなるのを待つ、養生期間に入ります。

土台敷き

ついに大工さんが現場入りです。
今日は建て方前の、土台敷を行いましたよ。


出来上がった基礎の上に、おうちを支える土台(頑丈な木です)を敷きます。
基礎から出ているボルト(アンカーボルト、と言います)でしっかりと固定してあげます。



よーく見ると、土台の下には黒いパッキンと黄色いシートが挟まれているのがわかります。

黒いパッキンは基礎パッキンと言って、基礎のコンクリートと土台とが直接触れないようにすることで、土台を濡れにくくしたり、床下空間の換気をしやすくしてくれるアイテムです。

黄色いシートは防湿&気密シート。
壁の気密シートとつなぐことで、おうち全体をすっぽり包んで隙間風をシャットアウトしてくれます。

この後は建て方ですよー!

建て方!

前回の日誌の次の日から建て方が始まりました。
クレーンで部材を吊りながら、どんどん建てていきます。


屋根の部材もこんな感じに↓これから合板を張ります。


屋根まで掛かったら、外側の断熱材入れへと進みます。


晴れているうちは、外側の工事を優先して進めていきます。
もうちょっとしたら内側の断熱入れもできそうです!

外から見える形と、断熱的な区切り

前回の日誌は外だけだったので、今回は中の様子も。
中は建て方が終わって、内部の壁を作るための間柱入れ(写真真ん中下の縦に細い柱)や配線工事が終わったところです。

建て方後の内部の様子
内部の壁の本格的な断熱入れはこれからですが、配管などが絡まない壁は先行して断熱入れをしていきます。
例えば↓のように勾配天井で高さが低くなりすぎる所。奥に行くと床の板がなくなっているのがわかりますか?

断熱材が入る前の勾配天井と2階床
この床の無くなる所には、壁を作って断熱材を詰めていきます。

断熱の区切りと構造の区切りは異なっている
屋根と壁に囲まれた「家の中」ではありますが、断熱目線で見ていくとここが境界になるわけです。
イメージとしてこんな感じ↓。写真中の断熱材は下図の左上にあたります。

断熱の区切りと構造の区切りの概略
外から見ると、1枚の大きな斜めの屋根がかかっているように見えても、内部は別の区切られ方をしている…。
勾配のある屋根を見たら、ぜひ想像してみてください。