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スキップ & LDKで家族が繋がる家

スキップ & LDKで家族が繋がる家

青森市

スキップ & LDKで家族が繋がる家

表面の仕上げ

少し前ですが、ガレージ部分の天井に軒天を張りました。


アップにするとこんな風に、コンクリートの表面+ちょっと毛羽だった感じに見えます。


硬質木片セメント板という種類の材料で、その名前の通り木片が入っています。
ラフでインダストリアルっぽくて、テイストをまとめてあげるとかっこよくなりそう(*‘∀‘)!

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↓こちらはカットされた板金。


300mm断熱の分厚い壁のお家は、窓周りに板金を使って、できるだけスッキリ見えるように納めています。


この板金は外壁が張られても見える部分=仕上げにもなります。

…このデザインに落ち着くまで色々な試行錯誤がありました。
いくら設計ができても、それを実際に加工できるプロフェッショナルがいないと、自由度の高いオーダーメイドのお家は作れません。
大量供給できる工場で作られて現場でくみ上げるお家は、精度がよくても画一的ですし、皆さんの「自分の」お家が欲しい!という想いに応えるためには、業者さんの協力が欠かせません。

(大手ハウスメーカーが有名建築家とコラボして作る1点もののお家もありますが、それは特別なチームを作って専用の木材加工工場+技術のある人が施工しています。やっていることはオーダーメイドの工務店と同じですし、むしろ全国規模の広告料も上乗せされるので割高なのです)

皆さんも工事現場の職人さん・いろんな業者さんを見たことがあると思います。
外から見ただけだと、いつまで工事してるんだろう?とか、知らない人が毎日来てなんかヤダな…と感じることもあるかもしれません。
でも、皆さんのお家があるのも、お隣のお家も、今の街並みになったのも、誰かが作ってくれたからです。専門技術を習う学校に通ったり、現場で先輩から教わったり、時間をかけてワザと知識を身に着けた職人さんたちのおかげなんですね(*'ω'*)

お施主様だけでなく街に住む人みんなが、街並みを作る職人さんたちをリスペクトしてくれる。そんな世の中になったらとても嬉しいなぁと思います(*^▽^*)

地域の仕様合わせ

ついこの前、お施主様と一緒に配線打合せに行ってきました!


↑外部はダブル断熱(付加断熱)の施工も終わり、カーポートもできた所です。
↓内部の断熱材はこれからのタイミングでした。


ところで、このお家は防火地域に位置するため、一部で防火窓を採用しています。
※防火窓は簡単に言うと、外から家の中へ・家の中から外へ、炎が燃え広がるのをできるだけ防ごう!という窓です。防火窓を採用したから火事にならないわけではないのでご注意を!

防火窓は普通の窓に比べて高い、網入り(ビルなんかで見るダイヤ形の線が入った窓)でなんかかっこ悪い、断熱性能が低い窓にしか防火がない…という、作り手にとっても悩ましいものでした。
ですが、今年になって高性能な窓に防火シリーズが出ました!(YKK APのAPW430防火窓シリーズ)


↑はすりガラスの防火窓なので向こうが見えないですが、いつもの窓とほとんど一緒です。
使える窓の種類にはまだ制限がありますが、見晴らしの良さと性能が両立できるのはとっても嬉しいです(*'ω'*)

付加断熱の施工中です

夏休み前に建て込みが終わり、養生しながら内部で作業を進めていました。


柱を立てて建物の形が出来上がっても、実際にお家の中・外の壁を作るには間柱(まばしら)が足りません。
この間柱は、お家の構造そのものを支える柱ではありませんが、外壁やお家の中の壁の下地になります。
(とっても簡単に言えば柱はお家の骨格で、間柱はそうじゃない!)

↓の写真の右側半分、太めの柱の間に細長いのが立っているのがわかるでしょうか? それが間柱です。


休み明けに作業が再開して、今は壁の外側に断熱材を入れている最中です(ダブル断熱、あるいは付加断熱と言います)。


断熱材を入れ終わったら、透湿防水シートが張られ、外壁材を取り付けるための下地づくり、外壁張りが始まります。

建て込みが始まります

今日は建て込み前の土台敷きを行いました。


まずコンクリートでできた基礎の上に、気密を確保するためのシート(先張りシート)を敷きます。これは建物の外周側など、内と外の境界線になる所に使うものです。
その上に気密パッキン(↑の写真手前の黒いレールのようなもの)を載せて、その上から木材の土台を載せていきます。


土台には丸い穴を空けるのですが、この穴の部分に基礎に埋め込んだアンカーボルトの頭がはまるようにします。
ボルトを締めてあげれば、基礎と土台がしっかりと繋がります!

木材がかみ合う所や壁や天井の気密も丁寧に施工していますが、この基礎・土台周りも重要ポイント!
水分が抜けて痩せることがある土台も、パッキンと気密シートがあることで、ずーっとお家の気密を保ってくれます。

 

基礎工事が始まりました

青森市の現場も基礎工事が始まっています!

これは基礎用に地面を掘る(床掘り)前に、柱や壁などの中心線・水平線を設定してあげるために杭を打つ、遣り方(やりかた:こちらの日誌で説明していますよ~)出しをしている所です。



↓こちらは床掘後に基礎下の断熱材+防湿シートを敷いて鉄筋を組んだところです。


これからいつもの現場と同じように基礎工事を進めて、JIO(日本住宅保証検査機構)の検査員のチェックを受けます。
安心できるお家を作るため、遠くの現場でも第3者のチェックはビシッとやってもらいますよ(`・∀・´ )=3

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光栄なことに、お施主様のご紹介などもあり、最近は遠方にお住まいの方からもご相談をいただいております。
雪の少ない県南以外でクームのある七戸町から遠い現場は、できるだけ冬工事を避けるように工期を調整させていただいています。
(移動時間+雪かきで作業時間が短くなるのを避けたり、天気や温度・湿度が品質に影響する基礎・塗り壁などを安全に施工するためです)

お待たせしてしまうかもしれませんが、夢がいっぱい詰まったクームの「つくりのいい家」が皆様の毎日を豊かにする日を楽しみにしております(*^▽^*)