内部の断熱入れ
内部では断熱入れ&気密シート張り(写真左の薄黄色の半透明なシート)が進んでいます。
ここの天井は合板を見せる仕上げです。
今は色々と下地が見えていますが、石膏ボード・クロスが貼られた後にもう一度振り返ると、元々はこんな風に作られていたなんて!と驚くと思いますよ~。
外では銀色の透湿防水シートの上に、外壁を留め付けるための通気胴縁(つうきどうぶち)を取り付けています。
PROJECT
おいらせ町
内部では断熱入れ&気密シート張り(写真左の薄黄色の半透明なシート)が進んでいます。
ここの天井は合板を見せる仕上げです。
今は色々と下地が見えていますが、石膏ボード・クロスが貼られた後にもう一度振り返ると、元々はこんな風に作られていたなんて!と驚くと思いますよ~。
外では銀色の透湿防水シートの上に、外壁を留め付けるための通気胴縁(つうきどうぶち)を取り付けています。
しばらく空いていた現場でしたが、先日から大工さんの工事が再開しました。
内部の壁(石膏ボードを貼ります)や天井を貼るための下地を作っていきます。
天井にポコッと四角い穴が開いて光が入り込んでいますが、これはおうちを健康に保つためにあえて開けている隙間です。
例えば、昔ながらのおうちをイメージしてみてください。
夏の天井裏や2階は…とっても蒸し暑い!!
そんなときに窓を開けたら熱気が外に出ていって、ちょっと涼しく感じるし空気の淀みがなくなってスッキリした気分になります。
適度な換気が必要なのは、家の中も、家と外の境界も同じなんですね。
前回の日誌でご紹介した、1階の下屋部分に断熱材が入りました。
そこから離れて2階へ上がると、こんな感じ!↓
さっきのアップ画像は右下、下屋の屋根が飛び出た庇(ひさし)を裏側から見たものです。
壁のモスグリーンに見える板は耐力面材と言います。
構造用合板と同じで、家にかかる力を受け止める構造部材で、外壁材を張るための下地にもなります。
できたところからブルーシートで養生!
年明けからは大工さんチームが建て方や完成に向けての応援にいくため、いったん現場は待機となります~。
今週から建て方が始まりました!
柱を立てる前に、まずはコンクリートの基礎の上に気密パッキン、その上に土台を設置していきます。
ちなみに基礎がない部分には、鋼製束(こうせいづか、↓写真の左上)という材料をちょうどいい間隔で配置して、土台を支えますよ。
そして↓写真の左下にある黒いレールのような物が気密パッキンです。
外の空気が床下に入ってこないようにしてくれる、高気密住宅にはありがたいアイテム!
ところで、コンクリートは最初の2年位はゆっくりじわじわ~と水分が蒸発するって知ってましたか?
(そのためお引渡し後数年は、クームでは定期点検で床下に潜るようにしています)
土台の材料は木なので、直接コンクリートの上に乗せるのがちょっと心配に思うかもしれません。
(とはいえ、床下の通気がきちんとしてるおうちなら大丈夫ですよ)
その点、カッチカチの樹脂製の気密パッキンが基礎と土台の間に入ってくれると目に見えて安心ですね。
その他にも、パッキンには空気を通す通気タイプがあって、クームでは家の真ん中にはこの通気タイプも使っています。
床下の空気を動かして、カビを生えにくくしてるんですね。
ということで、基本的にクームでは、
外側は空気を通さず気密を高める&床下空間の暖かさ・涼しさを逃がさない
+
内側は空気を通す・動かして、カビの発生を防ぐ。
の方針でおうちを作っています。
(ちなみに、床断熱・床下通気するタイプでは、パッキンの使い方が変わりますよ。
土台まわり1つでも、いろんな方法があって奥が深いのです…!)
***
土台ができたらあとは一気に建て方が進みます。
べちゃべちゃな雪で材料が濡れてしまわないように、マッハで建てましたよ!
1階の下屋部分、2階の屋根部分とどちらもあるおうちですが、↑の写真は下屋部分です。
一見これだけで屋根に見えますが、この上にグラスウールの断熱材を載せて、更に屋根用の合板を載せてから屋根材を施工していきます。
柱(ここの場合正確には、束:つか、と言います)がぴょこっと飛び出していますが、これは屋根の傾斜に合わせた長さになっているんですよ。
適宜養生しながら、引き続き屋根を進めていきます!
基礎工事と土間部分の工事が一段落しました!
現在は建て方が始まるまで養生期間としています。
お?と目につくのが、丸い柱のような基礎。
今回のおうちはL字型で、床下に暖房用のパイピングは敷設しません。
空気の流れる方向が限定されがち+熱源がないため、床下の空気ができるだけ動きやすいように考えました。
(おうちが完成してから1・2年は、基礎にあった水分で床下がじめじめしがち! カビ対策のためにも床下の空気の流れを考えるのは大切です)
そのため基礎はできるだけ細かく区切らず、1階2階を通して柱がある場所など必要な所は、写真のように丸い基礎でしっかりと支える方針にしています。
これなら、定期点検でお伺いしたときの床下チェックもスムーズにいけそうです。
(匍匐前進もなかなか大変なのです~!)