合板でも木の雰囲気は充分!複合フローリング。

木質フローリングには、無垢(単層)フローリングと合板(複合)フローリングがあります。木そのものである無垢フローリングのほうが贅沢といえますが、合板による複合フローリングも意外と見劣りせず、膨張や収縮が少ないという長所もあるので、実際にはよく使われています。その複合フローリングにも、表面素材の違いによって3タイプあるので、今回はそれぞれの特徴をご紹介します。

複合フローリングは3タイプ。質感や機能性で選ぶ。

まずは挽板フローリング。合板に2〜4mm厚の無垢板を貼り付けてあり、最も無垢フローリングに近い風合いを味わえます。次が突板フローリング。これは0.3〜0.5mmにスライスした無垢板を合板に貼り付けたもの。かなり薄いとはいえ本物の木なので、無垢の雰囲気は充分感じられます。そしてシートフローリング。合板などの板に木目プリントした樹脂シートを貼り付けています。水ぬれに強く手入れがしやすいうえ、色やデザインが豊富で木目の微妙な凹凸もちゃんとあったりします。一方、深い傷に弱かったり、経年で塗膜やシートが劣化していくというデメリットも…。3タイプそれぞれの特徴を比べて選んでみてくださいね。

挽板(ひきいた)フローリング
*無垢板に見える
突板(つきいた)フローリング
*本物の木をスライスした物を使用しているので無垢材の様には見える
シートフローリング
*特殊なシートで凹凸があり本物に近い感じ