クロスパテ処理
少し前ですが、内部ではクロス貼りのための下準備、パテ処理をしていました。
ピンクの石膏ボードの上にクリーム色の帯や点々がありますが、それがパテです。
ビスを留め付けたわずかな凹みや、V字に溝ができる石膏ボードのつなぎ目などを、パテで埋めることで滑らかに均一にしていくわけです。
斜めの勾配がある天井でも、低くても、パテ処理はしますよ。
パテ処理が終わればその次はクロス貼りです。
くるくると巻かれているのがクロスで、手前にあるのがクロスにのりをつける機器です。
例えば壁なら、この巻かれたクロスを天井の付け根から床まで一定の幅で貼り付けていきます。
このとき壁紙に模様がある場合、ただ順番に貼っていると、つなぎ目で柄がずれてしまうことも!
そうならないように柄を合わせて貼っていくのですが、すると使えない半端な長さのクロスが出てしまいます。
もったいないですが、小さなクロスをパッチワークのように貼るのも、フチが多くなって剥がれやすい+隙間ができやすいので、避けた方が無難です。
他にもクロスを出っ張りに巻き込んだり、折り返したりするので、切れ端がどうしてもでるんですね。
壁の面積以上にクロスが必要になるのはこういう細かい理由があるのでした。