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中心の家

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三沢市

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砕石パイル工事

基礎工事開始前に、地盤補強工事が始まりました。


砕石パイルという、地中に砕石をぎゅっと締め固めた柱を作って、おうちを支えられる地盤にする工事です。


柱を作るための穴を掘りつつ、砕石を詰めていきます。

砂利を入れるだけでほんとに大丈夫?と思うかもしれませんが、日本のお城で見る石垣をイメージしてみてください。
あれはもっと大きい石を積み重ねていますが、ぴっちり凹凸がかみ合うように積まれていることで、上に建つ大きな建物を支えていますよね。
砕石パイルも同じように、凹凸がかみ合ってがっちりとした柱になるんです。

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※ちなみに、地盤補強工事(地盤改良ともいいます)って地面を補強するんだから、地震にも強くなる?って思う方がいるかもしれません。
が、本質的には地震の揺れを抑える、いわゆる免震・制震のような工事ではないのでお間違いなく!
(地震による液状化に耐えたり、地盤の材質を入れ替える工法なら揺れの周期を変えたり…といった機能はありますが、直接の揺れ対策とは別ですよ)

じゃあなんのための工事なの?というと、基本は冒頭でもあった「おうちを支えられる地盤」にする工事です。
例えば土がふかふかの畑に居たとして、歩くと足が沈んで足跡がくっきりできますよね。
家も同じで、柔らかい地盤に何tと重さがかかると、沈んでしまう危険性があります。
このとき均等に沈むならまだしも、傾いて沈むかもしれません!(これを不同沈下:ふどうちんか、と言います)
こうならないように、地盤の固い所まで杭を刺して家を支えたり、柔らかく浅い地盤を固化材でガッチリ固めて頑丈にしたり、といった地盤補強工事をするんですね。
(ちなみにクームでは、コンクリートパイルか砕石パイルを地盤補強に使っています)

土留め工事

先週末は土留め工事をしましたよ。

土留め工事は、周りと地面の高さが変わるときに、土が流れていかないように行います。
例えば、坂になっている敷地や、辺りの土地よりも自分の家の地面を高くしたい(敷地の端っこを畑にしたいときなんかは、黒土がお隣さんの敷地に広がらないように防げます)、という場合ですね。

お隣さんとの敷地境界をはっきりさせる、という役割もあります。
(分譲地など比較的新しく分けられた土地では、土留めがあると後々の敷地境界のトラブルが起きにくくなる効果も)


↑とてもキレイなお隣さんの敷地!
敷地内の元気な雑草がお隣さん地に越境しないためにも、土留め工事を行います。


土留めは鉄筋の入ったコンクリート造です。L字型に組んでいきます。


基礎と同じように型枠で囲んで、生コンを流し込んでいきます。


土留めは全体的に高めに、お隣さんの土地と地面の高さが違う所や黒土を入れる予定のゾーンは、もう少し高めにつくりましたよ。

もう少ししたら、家の基礎工事が始まります!

基礎工事

先週からしていた基礎工事、立ち上がり部分は生コン打設まで進みました!


↑基礎下の断熱材(EPS)と透湿防水シートを敷いたら、↓鉄筋組み&生コンを流し込むための型枠を組み立てます。


↓型枠には断熱材もセットしておきます。
後からくっつけなくて済むように、生コンクリートの打設前に設置しておくんですね。


いざ生コン打設!


粘り気のある生コンを出す横で、バイブレーターという振動を与える機械を使います。
これには型枠のすみずみまで生コンを行き渡らせる&生コンに振動を与えて、中に混じった空気を追い出す役割があるんですよ。
また、この作業を締固めと言います。
スポンジのようにスカスカなコンクリートになったら困るので、念入りに!

(ちなみに、念入りにとは言っても、振動の掛けすぎも良くありません。
生コンは水・セメント・砂・砂利でできていますが、締固めすぎると材料が偏ってしまうのです…!
適切な打設&締固めのスピード、打設高さ・差し込み深さ…などなど、注意すべきことがいっぱいあります。
工場内でなく現場で作業する職人さん。毎回違うコンディション・作りでも、キレイに仕上げてくれる職人さんに感謝です!!)


↑打設と締固めが終わって、表面をコテで押さえた後はつるつるです(*'ω'*)


しばらく養生して型枠が取れたら、土間部分など2回目の打設を行いますよー。

これから建て込みが始まります

先週前半に2回目の生コン打ち(玄関などの土間部分)が終わり、今日から建て込みが始まりました!


まずは基礎の立ち上がり部分(低いコンクリートの壁になっている所)に土台を敷きます。


その次は、基礎がない所にも鋼製束(こうせいづか)を使って土台を設置していきますよ。
床には分厚い合板を敷き詰めますが、それを支えるための土台が必要ですからね。
(土台同士の間隔があまりに空くと、それこそ床鳴りや沈みの原因になります!)


ちなみに鋼製束は↓の土台の木材についている、銀色の釘を逆さまにしたようなものです。


片方は土台を直接支えるL字型のプレートで、もう片方は丸くて薄い台座(ハンディブレンダーのウィスク機能のアタッチメントが一番似てるかも?)になっています。

床下の点検のしやすさ、建物の強度(間取りと柱・土台に掛かる荷重)、基礎にかかるコストなどを考えて、コンクリートの立ち上がりと鋼製束を使い分けているんですね。

建て込み!

雨を避けるように、建て込みがうまく進んでくれました!
つい先日は、現場で電気配線の打ち合わせもしましたよ。


枠組み壁工法(ツーバイフォー)はあらかじめ大きく組んでいるパネルを、現場でつなぎ合わせていく方式です。
屋根がかかるのは建て込みの最後になるため、雨の心配はありますが、一度始まるとあっと言う間に家の壁が現れるのも特徴です。


↑このときまだ屋根はついてませんが、壁には合板が貼ってあるのがわかりますね。
↓中から見るとこんな感じ。窓やドアの所だけ穴が開いている状態です。


屋根まで終えて、この後天気が悪くなりました。
でも雨に備えて養生の準備をしていたので、濡れることなく済みましたよ!


建て込みやエクステリアの工事は天気との戦いでもあります。
作業中だけでなく、その後も雨が降らないようなタイミングを狙って工事するのですが、そういうときって大工さんや協力業者さんにも仕事が集中するのですよね…。
(日誌には掲載していませんが、大工さんも色々な現場に行っていますよ~)

時間と人のやりくりは難しいこともありますが、スムーズに進むように頑張ります!