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大きな倉のある家

大きな倉のある家

八戸市

大きな倉のある家

基礎の下の断熱

基礎の型枠を作る前に、現場にたくさんのEPS(発泡スチロールのような断熱材)が届きました。
蟻の食害がないように&自然に害がないように処理されたものを使っています(` ・ω・´ )b


基礎の“下”にも断熱材を敷くことで、お家の中の熱が基礎を伝わって地中に逃げていかないようにします。
周りにあるシートは防湿シートと言って、地中の湿気が上がってくるのを防ぎます。

基礎の配筋途中はこんな感じになります。
EPSの上に防湿シート、その上に鉄筋が来ます。

型枠をくみ上げたら、生コンを流し込みます。

↓生コン流し込み中~

後は、コンクリートがある程度固くなるまで養生します!

***

この後、給排水管や建て込みが始まると現場も忙しくなってきます。
どんどん発注も始まるので、キッチンなどセミオーダーで制作・納品までに時間がかかるものは、早めに仕様を確定させておく必要があります。

お客様とはこの後、インテリアや水廻りの事前打ち合わせを予定しています。

この色をメインにする!と決められる方もいますが、皆さんたいていはキッチンパネルの色・お風呂の壁のパネルなどは最後まで迷われます。
ということで、配色を未定のままで契約されたお客様は、契約から時間があるこの間に熟考していただきます!

とは言っても、床や壁の色合いとの兼ね合いもあると思うと、とっても悩みますよね(-` ω´ -)。
でも大丈夫!
インテリアコーディネーターは、色彩士の認定もあるカラーのプロですので、お客様が選んだ色に合わせて最終的に空間を整えてくれます。

それでも悩んじゃう!そんなときは、ご自分の好きな色やインテリアスタイル、今使っていて新居でも使いたい物を思い浮かべてください。お気に入りの写真や雑誌でもいいですよ。
そうしてから、インテリアコーディネーターにもご相談いただくと、よりアドバイスが的確にできますよ(*'ω'*)

配管まできました

ベタ基礎のベース部分(下に広がっているコンクリートの所)も固まりましたよー!

手前は大きな物置部分。いっぱい物が置けそう!

こっちは玄関の土間部分です。
最終的には、他より高くなっている所にタイルが施工されます。

上下水道や暖房用の配管もOKです。

こんな風に、基礎の中やお家の外と中を貫く配管類は、コンクリートの打設前にスペースを確保します。
少し余裕があるくらいのスリーブ(隙間を空けておくための筒)を設置しておくのですが、そのままだと基礎に小さな隙間が空いたままになってしまいます。
なので、最後はちゃんとキャップ&発泡ウレタンで塞ぎますよー(` ・ω・´ )b

土台敷き

現在、建て込みが進んでいます(` ・ω・´ )

今日はちょっと戻って、建て込みが始まる前の土台敷きや床下のことをピックアップします!

↓の写真、基礎の立ち上がり(高くなっている部分)に黒いのと木材が乗っていますね。

黒いのが、基礎パッキンという、土台と基礎の間の気密をしっかりとってくれるものです。(詳しい説明はこちらの記事で♪)

その上にある木材が土台です。お家の壁を支える重要なものです!
使っているのはLVLと言います。Laminated Veneer Lumberの略で、日本語にすると単板積層材と言います。
このLVLは、スライスされた木の板が何重にも重なっていて、木の繊維方向を揃えてくっつけられます。
木の繊維方向を1枚ごとに直行させて重ねられた合板(壁や床・屋根下地に使います)が“面材”として使われるのに対して、LVLは軸材・骨組みのために使われます。


乾燥された板を使って作られるので、木がぎゅ~っとやせることもなく、品質も安定しています。
長いものも作れるので、お家の土台には持って来いなんですね(^^)

クームではお家の土台の他にも、ウッドデッキの足や植栽とコンクリートの縁切りとしてLVLを使うこともありますよ。
防腐・防蟻処理がしやすいのも特徴で、雨が当たりや蟻がいる屋外での使用にも使える優れものです。

お家に使っている木材って、木の種類の他にも製造方法で色々あるんですよー(・∀・)!

建て込み完了

建て込みが完了しましたよ♪
大きな倉の部分もこのとおり!


上の写真、屋根のちょっと下に丸い穴が開いているのが見えるでしょうか?
この部分から屋根の中にこもった空気や湿気を自然に追い出します。

2Fの屋根は内側見るとこんな感じです
ここに映っている部分は、この後天井に断熱材を吹き込むので隠れてしまいます。天井点検口も付けますが、こんなに明るくはっきり見えるのは今だけですよー!(` ・ω・´ )


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ちょっと余談。カッコ良く撮れたら紹介して!と頼まれていましたがどうでしょう!?

彼は入社してもう少しで2年になる新米大工さんですが、張り切ってお仕事してくれてます。
この前職業訓練生の技能競技大会で良い成績を取ってきたこともあり、今乗りに乗っているそうですよ(笑)

断熱入れ

内部では断熱材入れが進んでいます!


↑↓大きいキャンディのような袋に入っているのが断熱材です。
この袋の中には断熱材がぎゅ~っと押し込まれていて、袋から出して使います。
(東北や北海道では袋から出して使うのが主流ですが、南の方では袋のままで使える“耳つき”の断熱材を使うことが多いみたいです。)


お家1棟となると、この断熱材の大きな袋を30~50、多いと100位も使います!
(お家の大きさやどこを断熱で区切るのか、断熱材が内外2層になっている付加断熱がどうか、吹き込み式の断熱材を使うかどうかでも変わります)
一度に全部現場に運び込んだら、リビングが埋もれちゃいそうですね…(゚ロ゚;)

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断熱入れがひと段落したら、断熱材の上に気密シートを貼って、それから石膏ボード貼りなどに続きます!