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通いあう家

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八戸市

通いあう家

造作前の内部整え

本格的に造作が始まる前に、石膏ボード張りなど内部の下地の整えが大詰めです。



↑は石膏ボードを張る場所に合わせてカットしている所です。
他にもお部屋の角になるボードは、端が角丸になるように削ったりと、意外と手間をかけています!

間仕切り壁の中

ちょっと前ですが、大工さんが階段周りの仕上げをする所でした。
今回の階段横は壁になるタイプですが、壁の中身はこうなって↓います。


普通の間仕切り壁と同じように、表面は石膏ボード(写真のピンクの板)で覆われますが、その下は間隔をあけて下地の木材が入っています。
外壁と違って、間仕切り壁の中身はみっちり詰まっていないんですね。
(防音仕様のお部屋にしている場合、間仕切り壁の中には断熱材が入っていることがありますよ)

でも、その余裕があるから後で壁の中に配線を通せるわけです。
例えばエアコンの電源や安定しているネットワークケーブルなんかを新しく増やしたい、なんて時に壁の中が木材で詰まっていると、全部配線が表に出てきちゃうんですね。
配線隠し用の部材もあるので気にならない場合はそれでもOKですが、ドアの隙間を通してネットワークケーブルを引っ張ってくる…なんてことは実際にありますからね(´・ω・`;)
(WIFIルーターの種類やおうちの電波環境によっては中継器があっても不便なことも!)

さて、こちらは階段の裏側↓


階段の垂直な部材(蹴込:けこみ、と言います)に横長のスリットがありますが、これはパッシブ換気用に空気を循環させるためのものです。
階段の下は物置スペースになることもありますが、ここの床にスノコがある場合は、物を置いて全部塞がないようにしましょう!

クロス工事中です

クロス工事が始まりました。
↓はリビング内に足場を掛けて、パテ処理をしているところです。


パテ処理は、下地を平らに均してクロスがきれいに貼れるようにするための下準備です。
↑写真の白いところがパテで、石膏ボードどうしの合わせ目(端が斜めにカットされているので、並べると溝ができます)や、石膏ボードをビス留めしたときのちょっとの凹みを埋める役割があります。


外部では外壁張り工事が終わって、塗装屋さんによるコーキング工事の途中です。
足場が取れるのももう少しですね!

すみずみまで気を遣います

少し前ですが、クロス工事の様子をご紹介します~。
↓のドアの枠にご注目。
(レールにぶら下がっているのは、ドアの取り付け部品です。なくさないように使うところに!)


拡大すると、ドア枠の外側、壁のフチが角丸になっているのがわかりますか?


これは大工さんが石膏ボードの角を丸く削っているから!
そしてクロス屋さんもこれに合わせてクロスを貼っていきます。

丸い部分はクロスのカットに気を使うので、ドアや窓の数が多くなると、クロス屋さんは大変です…(・ω・;)
クームのおうちづくりに毎度ご協力してくれる業者さんには、本当にお世話になっております!


↓こちらは床に塩ビ用のノリを塗っているところ。


壁際に床下へ続く穴が開いていますが、ここには床下から暖かい空気が上がってくるパッシブ換気用のガラリがはめ込まれます。
クロス屋さんはこのガラリの穴を避けて(つまり、塩ビシートをカットして)施工していきます。

床、壁、天井。
まっ平らなようでいて、実は凸凹がいっぱいあります。
仕上げ工事に携わる職人さんは、根気よくこの凸凹をクリアしていってくれるんですね。
キレイに仕上げる集中力、とってもすごいです!

外回りの工事

照明器具や設備機器の取付等はまだありますが、外の仕上げ工事も進めています。
家庭菜園用の黒土・芝生以外の場所は、土間コンや砕石を敷いていきます。


↑は土間コン用に掘削した場所に砕石を敷いているところです。
側溝の縁に水色の材料が見えますが、これは土間コンが夏に膨張して側溝を押さないようにしたり、冬に凍害でひび割れたりさせないための緩衝材です。


とはいえ、コンクリートは硬くなる化学反応に水が不可欠なことから、その水が何年か掛けて抜けていくことで、どうしても微細な隙間ができます。
これがいわゆる乾燥による小さなひび割れで、寒い地域では更に凍害でひび割れが大きくなることもあります…(´ ・ω・` )

お家の基礎のように保護材を塗らないで仕上げる土間コンは、なかなか酷な環境にあるんですね。
それでもできるだけひび割れしないように、適度に目地を入れて土間コンを区切る対策をしています。