PROJECT

通いあう家

通いあう家

八戸市

通いあう家

造作前の内部整え

本格的に造作が始まる前に、石膏ボード張りなど内部の下地の整えが大詰めです。



↑は石膏ボードを張る場所に合わせてカットしている所です。
他にもお部屋の角になるボードは、端が角丸になるように削ったりと、意外と手間をかけています!

見えなくなる所の準備

内部では大工さんによる断熱入れと、専門の業者さんがふわふわの断熱材(ロックウールというのを使います)を吹き込むタイプの下準備が進んでいます。


このあと勾配のある屋根にはネットが取り付けられて、その中に断熱材を吹き込んでいきます。

↓は外壁を取り付けるための胴縁(どうぶち)を取り付けた所です。


一番外側にくる外壁材は、「壁」にぴたっとくっ付いていません(※工法にもよります)。
胴縁に留め付けることで、その厚み分「壁」とは隙間ができます。
この隙間は通気層と呼ばれ、一番外側の外壁と「壁」との間に空気が通るようにすることで、結露を減らせるんですね!

これを外壁通気工法と言います。
いわゆるサイディングを使う最近のおうちはほとんどこのタイプです。

家って、隙間なく仕上げる所と、わざと隙間を作ってあげる所と、使いどころが肝心なのです!

あっという間に建ちます!

前回から間が空きましたが、先週末から大工さんが現場入りして建てている真っ最中です!
↓は1階の屋根の上と2階の壁がぶつかる所です。


一部縦の木材がありませんが、ここには換気用の部材が取り付けられるので開けてあります。

おうちの工法には色々ありますが、このおうちは枠組み壁工法(いわゆるツーバイフォー)で建てられています。
あらかじめ壁をいくつかのパーツに分けて作っておいて、現場ではクレーンでつり下げてどんどん組み立てるんですね。

軸組み工法(いわゆる在来工法)と比べて、現場で壁が出来上がるまでは早く感じるかもしれません。
(実際は屋根が掛かるタイミングが遅れるので、雨で濡れないうちに大人数で一気に組み上げることが多いです)


壁に構造用合板(おうちを支える板)が張られた状態で建つので、外から建っていく様子を眺めて…というのはできませんが、おうちの中では変わらず大工さんの作業が進みますよ(*^▽^*)

もう少ししたら、お施主様と現場で配線打合せです!

コンクリートとハンバーグの似ている所

先週末ですが、基礎屋さんによる生コン打設がありました。
まずは基礎の立ち上がり部分に生コンを流し込みます。


↑こうやって見てみると、高さがある所に入れているのに、生コンクリートって流れ出てこないんですね。
粘り気があるおかげですが、かわりに型枠との間やコンクリートの中に空気を含みやすくなっています。
この空気を抜くために、バイブレーターという振動を与える棒を差し込んでいきます(写真左上)。
(写真右上はコンクリートと型枠の境界をかき回している所。ちょっと役割が違います)

生コンクリートを、柔らかめのハンバーグのタネとイメージしてもらえればわかりやすいでしょうか?
ハンバーグも焼いている時に割れないように、空気を抜きますよね。
でも、食感をふわっとさせるためにはパン粉の中の細か~い空気が必要なように、生コンクリートにもある程度の微細な空気が必要です。
(生コンクリートの流れやすさ=作業性を向上させたり、寒い時期に水が氷ったり融けたりした時のダメージを抑えたり、色々効果があります!)

この段階で抜く空気は、あくまで「余分で大きな固まりの空気」なんですね。


生コンクリートを流し込んだら、表面をコテで押さえて平らに均していきます。
これはハンバーグの表面がボロボロしないように、キレイに整形するのと同じです(*'ω'*)


そしてコンクリートの打設が終わったら養生です。
生コンクリートは化学反応で熱くなりながら固まります。
反応には水が必要なので、乾燥しないようにブルーシートを掛けているんですね。

この工程は、ハンバーグにジューシーさを残しながら蒸し焼きするように、フライパンにフタをするイメージ!

お料理に例えてみると、何をしてるか分からない工事も、ちょっとだけ親しみやすくなりますね(*^▽^*)

基礎工事中

先週から基礎工事が始まりました。


まずは基礎を作るための床掘りを行って、その後砕石を敷いていきます。


この砕石に振動を与えて平らに均していくのですが、↑写真手前にあるのがタンピングランマー、↓の写真がプレートコンパクターと言います。


タンピングランマーはドドドドッと振動を与えて、砂利同士の隙間をなくして締め固めることができます。
プレートコンパクターはもっと細かい振動で、どちらかと言えば均すのに向いています。
どっちもやることで、表面がよりキレイに仕上がるんですね(*'ω'*)b


砕石の後は、基礎下の断熱材や防湿シートを敷いて、鉄筋組みへと工程が進んでいますよ~!