PROJECT

スキップ&ピットのある明るい家

スキップ&ピットのある明るい家

十和田市

スキップ&ピットのある明るい家

工事の始まり

今週の中頃から工事が始まりました!


測定して基礎の位置に目印を付けたら、土を掘削し始めます。
ショベルカーでどんどん土を取り除いていきますよ!


決められた深さまで掘り終えたら、砕石を敷きます。
お家の重さを支える所なので、しっかり転圧しておきます。

下の写真を見てみると、転圧が済んだところは石が比較的キレイに並んでいるように見えませんか?
転圧することで砕石同士の隙間がなくなり、ぎゅっと締め固められた状態になるんです。


この砕石の上に、防湿シートや基礎を作るための下準備の捨てコン、基礎の下を断熱するためのEPSなどが重ねられていきます。

現在基礎の養生中

今週になってから猛吹雪が続いていますが、なんとかその前に基礎の生コン打設まで終われました~ε-(´ ∀` *)
ビニールシートをかけて年明けまで養生です!


↑はシートが土間に当たらないように、木材で柵を作っています。
↓風で飛ばないようにシートを地面に留めつけます。


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前回日誌でお伝えしたあと、雪のない日に基礎屋さんが急ピッチで工事を進めてくれてました!




もちろんJIOの検査員さんにもチェックしてもらい、OKをもらってますよ(` ・ω・´ )b

***

この後は、年明けに暖房の配管をしてもらい、それからお家の壁になるパネルを作っていきます。
それを組み立てていく建て込みは、2月に入ってからになりそうです。

ほかほかの土間

先週はコンクリートの養生が終わり、型枠の解体と基礎の天端を均したりしていました。
お家の本体の基礎がOKなら、今度は玄関前のポーチの生コン打設の準備が始まります。


玄関に入る前のステップになっているポーチは、お家本体とは分けて作られています。
玄関土間とポーチの土間の間には、EPSという発泡スチロールの断熱材で区切られています。

ポーチは通路になる所なので、表面を断熱材で覆うことができません(タイルで覆われてはいますが、断熱材にはならないんですね…)。そのため、ポーチのコンクリートは冬の間は冷たくなっています。
もしこのポーチがお家の中の土間と繋がっていたら、玄関から家の中に冷たさが伝わってくることに…!
そうならないように、玄関の土間との間に断熱材を挟んでいるんですよ(` ・ω・´ )b

***

さて、寒さの伝わってこない玄関土間には、更に暖房配管を通します。


土間に暖房配管を通すことで、ここでご紹介したように、玄関の床がぽかぽかになります。
冬は靴の先が雪で濡れて、足を入れるとしゃっこい(>_<)!ということがよくありますが、これならすぐに乾きそうですね♪

束が届きました

事務所に鋼製束(こうせいづか)が届きました!
束も来たので、建て込みが始まりますよ~♪

重かったけど、運ぶのに良い運動になりました~(*´ ▽` *)=3


さて、鋼製束とは床を支える部品の一つです。
床や壁の下には、基礎のコンクリートの立上りがある所とない所があるのですが、鋼製束は立上りのない所を支えてくれます!

ところで、もしこの鋼製束がなくなったらどうなるでしょうか…?
場所によってはジャンプしたら(もしかしたら歩いただけで)床がミシミシ…。
とっても重いものをいくつも置いたら、最悪床が「抜ける」かも…((((;゚Д゚))))
ちなみにグランドピアノなどの超重量級の物を置く場合は、特別な補強が必要ですよ。

基礎の立ち上がりの間隔が狭い所は問題ないかもしれませんが、LDKが連続した大きい空間なんかは、基礎の立ち上がりも少ない場合があります。
そういうときは、床の下にある根太を支えるように、大体1.82m※の間隔で鋼製束を入れてあげるんですよ。目立たないけれど、床下の力持ちです!(・∀・)9

※中途半端な長さなのは、日本のお家で使われる長さの基本単位が、慣例として“尺:しゃく”がほとんどだからです。(これを尺モジュールと言います)
例えば床合板なんかは縦横3尺×6尺の大きさで、これをメートル法にすると910mm×1820mmになります。
鋼製束は寸法の決まった材料を過剰にならない程度の、ちょうどいい間隔で支えるように配置されるんですね。


あと、この鋼製束は床鳴りのメンテナンスでも活躍しますよ!
頑丈なんだけれど、長さを調整できるフレキシブルさも持ち合わせている材料なので、床がギシギシ言わなくなるまで束の長さを長くしたり、新たに鋼製束を追加することもあります。

※木はだんだんと水分が抜けて痩せていく素材です。
建てた当時はピッタリ木材同士が重なっていても、何年かすると痩せて隙間ができて、それが原因で床鳴りしちゃうんです(´ ・ω・` )
でも、すべてのお家で木が痩せたからといって、床鳴りするとも限らないわけで…。そこの所、難しいです(; ・` д・´ )

建て込み完了

前回から1週間ちょっとでここまで進んじゃいましたΣ(・ω・ノ)ノ


中から見上げると、とても大きく感じますね(*'ω'*)

写真を撮った所は部分的に2階がない所です。
2階がない分すぐ屋根が来るので、黄色い気密シートで建物の“内と外”をしっかり分けてあげます。

気密が良いお家は、決められた場所以外から空気が外に逃げていかないお家です。
仕上がると見えなくなる部分ですが、こうやって気密処理をしっかりしてるんですよ♪



大工さんを下から激写!p[【◎】]ω・´ )
高い所ですが、すいすい作業しています!

今回の写真は屋根をかけている所ですが、もうすぐ電気の打ち合わせがありますよ!