PROJECT

継ぐ - リノベ

継ぐ - リノベ

南部町

継ぐ - リノベ

形に面影

内部写真ばかりだったのでたまには外を。
そこそこ前になるのですが、足場が取れておうち本体の外側はほぼ完成していました!


ちなみにこのbeforeが↓です。


2階建てから減築して平屋にしている+屋根・壁フルリノベしているので、全然違う家に見えます。
でも、壁のでっぱり・大きなデコボコにご注目ください。
基礎の形は変わっていないので、外壁の位置も変わっていないんですね。

そして内部は既存の柱を活かしつつ、間取りは2世帯用へアップデート!

これからは水廻りは設備の交換だけでなく、断熱材も今の基準に合わせた大規模リノベも、普通になってくるかもしれませんね。

ここまで進めばいつも通り

床下の断熱の後は、天井の断熱です。
ここまで工事が進めば後は新築と同じ工程です!


吹込み用の断熱材を施工するスペース・枠を作り、ネットを張ったら、あとはひたすら吹き込みます。


その間に大工さんは、いつも通り壁の断熱入れをしていきます。


リノベでも隙間風のないように、気密シートを家の外周全体に張り巡らせますよ。


ここから床、石膏ボード、造作とどんどん進みます!

リノベならでは

建て方が一段落した段階で、基礎の内側の断熱工事をしました。


使うのは、もこもこと発砲する吹付タイプのウレタン断熱材です。
クームでは新築工事には使いませんが、同じタイプの断熱材を壁や屋根など家全体に使うビルダーさんも多くいる、建築業界では一般的な断熱材です(専門業者さんが施工するので一般にはあまり知られていないかも)。


この発砲系断熱材のいい所は気密性も高められる所です。
リノベ・リフォームのように、もともとあった基礎や木の構造を活かす場合、どうしても気密が甘いことが多いんですね。
(隙間風まではいかなくても、気密パッキンなど専用部材がなかった時代のおうちは、今の技術から見ると気密が甘いのはしょうがないのです)

気密が甘い=家に隙間があるなので、冷暖房の効きがちょっと落ちてしまいます。
元の基礎を活かしたまま、今新築したのと同じ位の暖かさ・涼しさにするために、リノベではこうやって断熱材を施工することもあるんですよ。

ちなみにクームでは以前リノベしたおうちも、同じように基礎の内側を断熱していました。
気になる方はこちらの日誌もどうぞ~→ https://www.cumu.jp/projects/projects-8510/

新たなスタート

柱などの状態を見つつ解体を進めてきましたが、基礎から上はほぼ新築ということになりました。
気密性や暖かさ、今後のメンテナンス等を考えるとしっかりと建てた方がいいよね、という考えからです。


歴史のあるいい柱は残してますよ~。


新築のおうちだと、なかなかこの太さの柱は見ないかも?



ここからはいつも通り、大工さんの丁寧な施工で性能の高いおうちを作っていきますよ(*'ω'*)!

減築という選択肢

少し前ではありますが、基礎ができあがった所で2階の解体をしていました。



屋根を取り払って2階まるごとの解体です。
↓の完成図を見ればわかると思うのですがこのおうちは平屋になりまし。
つまり今回の大規模リノベは減築プランなんですね。


子ども部屋があった二階はもう上がる事もないし…というおうちは、多いのではないでしょうか?
もし隙間風をなくしたり家を温かくする断熱改修を検討しているなら、いっそ屋根を取り払って、分厚い断熱材を入れやすくするという選択肢もありですね。